エアライン, ボーイング, 企業, 機体 — 2017年3月30日 12:15 JST

NCAの747-8F、残り2機もキャンセル 8機で完納

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 日本貨物航空(NCA/KZ)は、発注済みだったボーイング747-8F貨物型2機をキャンセルすることでボーイングと合意した。確定発注に切り替えた6機すべてをキャンセルすることになった。

注残2機の747-8FもキャンセルしたNCA=16年3月 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

 NCAを傘下に持つ日本郵船(9101)が、3月24日に発表した。

 NCAは2005年11月、ローンチカスタマーとして747-8Fを14機発注。このうち8機は確定発注で、6機をオプションとしていた。2007年3月にオプションだった6機を確定発注に切り替えた。

 今回キャンセルしたのは2007年発注分で、事業環境が発注当時から変化したことにより見直しを決定。2015年9月には6機のうち4機をキャンセルし、2機を受領する予定だったが、残り2機も発注を取り消した。

 注残の2機をキャンセルしたことで、8機で完納となった。

 同社は747-400F貨物型を10機発注。受領した10機のうち、現在は7機保有している。このうち4機は自社で運航し、残りの3機は他社へリースしている。747-8Fは2012年7月25日、同社向け初号機(登録番号JA13KZ)を受領。現在は8機を運航している。8号機(JA18KZ)は2014年12月16日に受領した。

 NCAでは当面、保有する12機で運航を継続。新機材を発注する予定はないという。

 ボーイングは2016年7月、747-8の製造中止を検討すると、SEC(米国証券取引委員会)へ提出した書類で明らかにしている。

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