エアバス, エアライン, 機体 — 2017年3月3日 06:00 JST

エア・カリブ、A350初号機受領 仏初導入

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 エアバスは現地時間2月28日、仏エア・カリブ(FWI/TX)がA350-900型機を受領したと発表した。エア・カリブはリース導入し、3月2日から運航を開始する。フランスの航空会社がA350を受領するのは初めて。

エア・カリブのA350-900=17年2月 PHOTO: P. Pigeyre, Master Films/Airbus

 エア・カリブのA350-900は3クラス389席(ビジネス18席、プレミアムエコノミー45席、エコノミー326席)を設定。リース会社エアキャップからのリースで導入する。

 3月2日から、カリブ海にあるフランス海外県への路線に投入。パリ・オルリー発着のポワント・ア・ピートル(グアドループ)線とフォール=ド=フランス(マルティニーク)線で運航を開始し、現在投入しているA330と併用する。

エア・カリブのA350-900の翼端=17年2月 PHOTO: P. Pigeyre, Master Films/Airbus

 エア・カリブは2013年12月、標準型のA350-900と長胴型のA350-1000を3機ずつ導入すると発表。A350-900は米国の航空機リース会社ILFC(インターナショナル・リース・ファイナンス・コーポレーション、当時)からのリースで導入し、A350-1000は自社購入で導入する。

 現在は長距離路線用にA330-200を1機、A330-300を4機を導入。A350-900は4月までに計2機を受領する。

 エア・カリブはオルリーを拠点とし、フランス海外県を中心としたカリブ海への路線を運航している。仏領ギアナのカイエンヌのほか、キューバのハバナなどにも乗り入れている。

 フランスの航空会社では、エールフランス航空(AFR/AF)がA350-900を21機発注している。

 エアキャップは2014年、ILFCを買収した。

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