エアバス, エアライン, 機体 — 2017年1月12日 19:25 JST

イラン航空、A321受領 100機発注の初号機

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 エアバスは現地時間1月11日、国営のイラン航空(IRA/IR)にA321型機(登録番号EP-IFA)を引き渡したと発表した。イラン航空が2016年12月に発注したエアバス機100機のうち最初の機体で、機材更新を進める。

イラン航空のA321=17年1月 PHOTO: H. Gousse, Master Films/Airbus

 イラン航空のA321は189席を設定し、国内線に投入する。3月20日までにA321を含む計8機を受領予定で、A330を2機のほか、A320も受領する見込み。このほか、仏ATRのターボプロップ(プロペラ)機ATR72-600も受領する。

 イラン航空はエアバス機を100機発注。内訳はA320ファミリーがA320従来型(A320ceo)が6機、A320neoが32機、A321ceoが8機で、単通路機は46機発注した。双通路機はA330ファミリーがA330-200とA330-900neoを含む計38機、A350 XWBは長胴型のA350-1000を16機の計54機を発注した。

 両社間の契約は、2016年11月に認可された米国の財務省外国資産管理室(OFAC)の輸出許可を前提としている。米国の技術が10%以上使用された製品は、OFACの認可が必要になる。エアバスは、EU(欧州連合)や米国などの監査機関と調整して、包括的共同作業計画(JCPOA)を遵守し、OFACの認可が履行される条件を保証していくとしている。

 イラン航空は2016年12月、ボーイング機80機の導入でも合意。内訳は737 MAX 8が50機、777-300ERと777-9Xが15機ずつで、2018年から受領を開始する。

 現在は747やA300などを所有しているものの、機材の老朽化が進んでいる。

イラン航空A321の機内=17年1月 PHOTO: A. Doumenjou, Master Films/Airbus

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IranAir
Airbus
エアバス・ジャパン

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