エアライン, ボーイング, 機体, 空港 — 2016年12月7日 14:45 JST

KLMオランダ航空、日本就航65周年

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 KLMオランダ航空(KLM/KL)は12月7日、日本就航65周年を迎えた。記念便となった成田発便では利用客に記念品を配付し、搭乗客がボードにメッセージを書き込んだ。

「おめでとう」と寄せ書きする利用客=16年12月7日 PHOTO: Yusuke KOHASE/Aviation Wire

出発から64時間で到着

 KLMは1951年12月4日、アムステルダム-羽田線を週1往復で開設。ロッキードL-749型機「コンステレーション」で運航し、マニラなどを経由した。初便は7日午後4時、羽田に到着した。アムステルダム出発から64時間かかり、飛行時間は39時間10分だった。

 1971年10月31日から、当時南回りだったアムステルダム-羽田線にボーイング747-200B型機を投入。飛行時間は23時間45分だった。1987年4月3日からは直行便に変更した。2016年9月3日までは747-400で運航していたが、同機での日本路線運航を終了した。

 現在の日本路線は1日1往復の成田線のほか、1994年に開設した関西線を週5往復運航、2013年4月には福岡への乗り入れも開始したが、2016年1月に運航を終了した。

 成田線は冬ダイヤを777-200ERで、夏ダイヤを777-300ERで運航。飛行時間は、アムステルダム発が11時間、成田発が11時間30分となっている。関西線には787-9を投入している。

65周年でキャンペーン65日間

 12月8日からは、65周年記念のキャンペーンを展開。エコノミー利用者を対象に、ビジネスクラスのアップグレードやボーナスマイル1万マイル、機内でのサプライズギフトを、それぞれ1日1人にプレゼントする。対象便は成田発KL862便とKL868便。

 65周年にちなみ、2017年2月10日まで、65日間実施する。

成田に到着したKL861便を出迎える小さな利用客=16年12月7日 PHOTO: Yusuke KOHASE/Aviation Wire

「顔はめ」を楽しむ利用客=16年12月7日 PHOTO: Yusuke KOHASE/Aviation Wire

日本就航65周年を祝うKLMの乗務員ら=16年12月7日 PHOTO: Yusuke KOHASE/Aviation Wire

利用客にプレゼントを手渡すKLMオランダ航空日本支社のタイス・コーメン旅客営業本部長(左から2人目)=16年12月7日 PHOTO: Yusuke KOHASE/Aviation Wire

KL862便への搭乗を待つ利用客=16年12月7日 PHOTO: Yusuke KOHASE/Aviation Wire

利用客にプレゼントした記念バッグ=16年12月7日 PHOTO: Yusuke KOHASE/Aviation Wire

コックピットから手を振るKL862便の運航乗務員=16年12月7日 PHOTO: Yusuke KOHASE/Aviation Wire

アムステルダム行きKL862便を見送るKLMの地上係員=16年12月7日 PHOTO: Yusuke KOHASE/Aviation Wire

アムステルダムを出発する羽田行き初便=51年12月7日(KLMオランダ航空提供)

運航スケジュール
アムステルダム-成田
KL861 アムステルダム(14:30)→成田(翌日09:45)運航日:毎日
KL862 成田(11:25)→アムステルダム(15:30)運航日:毎日

アムステルダム-関西
KL867 アムステルダム(14:25)→関西(翌日09:15)運航日:火水木土日
KL868 関西(11:05)→アムステルダム(14:55)運航日:月水木金土

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