エアライン, 空港 — 2016年11月7日 07:35 JST

ニュージーランド航空、関西-オークランド再開 初便は黒い787初号機

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 ニュージーランド航空(ANZ/NZ)は11月4日、オークランド-関西線を再開した。関西空港からニュージーランドへの直行便は、2013年10月に運休して以来3年ぶり。ニュージーランドの夏期にあたる2017年3月26日までの季節便で、週3往復運航する。

関西空港で出発を待つニュージーランド航空のオークランド行きNZ98便(同社提供)

 運航日は水曜と金曜、日曜。運航スケジュールは、関西行きNZ97便がオークランドを午前10時25分に出発して午後6時着。オークランド行きNZ98便は午後9時に関西を出発し、翌日午後0時5分に到着する。

 機材はボーイング787-9型機で、座席数は302席。ビジネス18席、プレミアムエコノミー21席、エコノミー263席の3クラスで、ビジネスクラスは、フルフラットシートを斜めに配置するヘリンボーン配列、プレミアムエコノミーは1列あたり2席-3席-2席配列で、エコノミーのうち14列は、横一列3座席が平らなソファになるシート「スカイカウチ」となる。

 同路線の機材は当初、ボーイング767-300ER型機(230席:ビジネス24席、エコノミー206席)を計画していたが、予約が好調なことや客室仕様が新しいこと、運航コストを24%抑えられる点などから、787-9に変更した。

 4日の初便には、2種類ある機体デザインのうち、特別塗装と位置づける、黒を基調にシダの葉をあしらった初号機(登録番号ZK-NZE)を投入。シダの葉はニュージーランドを代表するもので、通常塗装は白をベースにシダの葉がデザインされる。

 初便の乗客には、エコバッグやポストカードなどの記念品がプレゼントされ、オークランド行きNZ98便が出発する、関空の15番搭乗口前では運航乗務員があいさつした。同社によると、初便の乗客数は到着便と出発便ともに非公開だという。

 ニュージーランド航空の日本路線は、既存のオークランド-成田線と再開した関西線を合わせて2路線。成田線の機材は2015年8月から787-9に統一しており、日本路線はいずれも787-9による運航となった。成田線は現在の週7往復を12月1日から週10往復に増便。関西線の週3往復を合せると、日本とニュージーランド間を週13往復することになる。同社では今後、通年運航やデイリー(週7往復)化を目指す。

*ニュージーランド航空の関西線再開の詳細はこちら

運航スケジュール
NZ97 オークランド(10:30)→関西(17:25)運航日:水金日
NZ98 関西(21:00)→オークランド(翌日11:35)運航日:水金日

関西空港に到着するニュージーランド航空の再開初便(同社提供)

関西空港に到着するニュージーランド航空の再開初便(同社提供)

関西空港のチェックインカウンターに並ぶニュージーランド航空再開初便の乗客(同社提供)

関西空港の15番搭乗口前であいさつするニュージーランド航空のパイロットら(同社提供)

ニュージーランド航空の社員から記念品を手渡される関西発再開初便の乗客(同社提供)

関西空港で出発を待つニュージーランド航空のオークランド行きNZ98便(同社提供)

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