エアライン — 2016年11月2日 13:08 JST

JAL、位置情報タグ使い整備器材を管理 羽田で実証実験

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 日本航空(JAL/JL、9201)と紛失防止IoT製品などを手掛けるMAMORIOは、格納庫や駐機場で航空機の整備に使う作業台などの位置情報を、スマートフォンなどを活用して管理する実証実験を始めた。羽田空港内で11月から2017年3月まで実施する。

JALが位置情報を知らせるタグ「MAMORIO」取り付ける作業台(同社資料から)

 JALでは、羽田で航空機の整備に使う作業台を約200台保有。整備作業に応じて格納庫や駐機場など、さまざまな場所へ移動させて使用している。従来は整備士がトランシーバーなどで、各作業台が置かれている場所を確認していた。しかし台数が多いことから、一括管理する方法を模索していた。

 MAMORIO社は、世界最小クラスの紛失防止IoTタグ「MAMORIO」を利用した物品の位置管理システムを手掛ける。「IoT(Internet of Things)」は、世の中に存在するあらゆるものをインターネットにつなげる仕組み。今回の実証実験では、MAMORIOが発するBluetooth(ブルートゥース)の電波を受信できるスマートフォンを整備士が携帯し、MAMORIOが発信する位置情報をMAMORIO社のサーバーへ自動送信する仕組みを開発した。

 今回は140台の作業台にMAMORIOを取り付け、空港内にあるメインテナンスセンターで位置情報を集中管理。資産管理の効率化について検証する。

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