大韓航空(KAL/KE)とデルタ航空(DAL/DL)は6月23日、米国での乗り継ぎ時に預け入れ荷物の検査が不要となる「シームレス・バゲージ・トランスファー・サービス」の対象空港を拡大したと発表した。これまでは米3空港で導入済みだったが、同日付で新たにシアトルとロサンゼルスでの乗り継ぎ時も対象となり、同サービスを5空港で利用できるようになった。

仁川空港でIRBSサービスの拡大をアピールする両社の関係者ら(大韓航空提供)
米国で乗り継ぐ場合、一般的には預け入れ荷物を最初の到着地ですべて受け取り、税関検査後に再度預け入れる必要がある。両社は仁川空港でスキャンした手荷物のデータを、航空機の着陸前に米CBP(税関・国境取締局)が事前確認する仕組み「国際遠隔手荷物検査(IRBS:International Remote Baggage Screening)」を導入済み。一部空港に限り乗り継ぎ時の手荷物再預け入れを不要とし、最終目的地で受け取れるようにしている。
同サービスは2025年8月13日に、両社が運航するソウル(仁川)発アトランタ行きで導入を始めた。大韓航空は、同サービスにより空港での税関手続きの対応が65%以上削減されたと説明。また、到着遅延が発生した場合も手荷物の再預け入れが不要なことから、大半の旅客が予定通りの接続便に搭乗できているという。
今年4月15日からはデルタが運航するソウル発ミネアポリス行きとデトロイト行きでも導入済み。両社運航のシアトル行きと、大韓航空のロサンゼルス行きでも導入したことで、5空港へ拡大した。日本から両社便を使い、仁川を経由し米国へ向かう場合にも適用されることから、日本出発時に荷物を預け入れ後、仁川と米国の乗り継ぎ空港での引き取り・再預け入れが必要ない。
大韓航空とデルタ航空は2018年5月に、太平洋路線での共同事業(JV)を開始。今年で8周年を迎え、これまで約2000万人が利用した。仁川での両社間の乗り継ぎは1日あたり約4800人で、JV開始からの8年間で50%以上増加したという。
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