エアバス・ヘリコプターズと仏ナバル・グループは現地時間1月16日、仏軍事省の装備総局(DGA)から無人航空機システム(UAS)「VSR700」を6機受注したと発表した。2028年からフランス海軍での運用を予定している。

VSR700(エアバス提供)
VSR700は、ギンバル・ヘリコプターズの小型ヘリコプター「カブリG2」をベースにした無人機。今回は情報・監視・偵察(ISR)構成で納入され、監視レーダーや電子光学システム、船舶自動識別装置(AIS)受信機を搭載する。ナバル・グループが「Steeris」ミッションシステムを用い、艦船システムへの統合や戦闘システムとの接続を担う。
フランス海軍とDGAの「SDAM(海軍空中ドローンシステム)」プログラムとして開発され、有人ヘリを補完する形で艦船の情報収集能力を高め、長時間滞空による監視任務を遂行する。また、物流や武装偵察に加え、消防や災害救援などの民間任務にも対応する多用途性を持ち、有人ヘリとの連携能力も実証されている。
エアバスヘリによると、今回の契約は2025年のパリ航空ショーで署名された合意の枠組みに基づくもので、量産と将来の輸出に向けた新たな産業体制を確立したという。

VSR700(エアバス提供)
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Ministère des Armées et des Anciens combattants
Airbus
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