日本航空(JAL/JL、9201)は10月6日、成田-デリー線を2026年1月17日に開設すると発表した。週7往復(1日1往復)運航する。JALのインド路線は現在2路線で、同路線の開設により3路線に拡大し、アジアと北米を結ぶ乗り継ぎ需要を強化する。また、日印間の3路線について、インド最大の航空会社インディゴ(IGO/6E)とコードシェア(共同運航)を始めることでも基本合意した。

成田-デリー線を26年1月に開設するJAL=25年4月11日 PHOTO: Yusuke KOHASE/Aviation Wire
2月28日までの運航スケジュールは、デリー行きJL749便が成田を午後8時15分に出発し、翌日午前3時着。成田行きJL740便は現地時間1月18日からで、午前4時35分にデリーを出発し、午後3時10分に到着する。3月1日以降は成田発着の時間を変更し、JL749便の成田発が午後8時35分、JL740便の成田着が午後3時20分となる。現地着発は変更なし。機材はボーイング787-8型機を投入する。
JALのインド路線は羽田-デリー線と成田-ベンガルール線の2路線あり、このうちデリー線は今年5月に就航60周年、ベンガルール線は4月に就航5周年を迎えた。現在は2路線とも週7往復(1日1往復)運航しているが、成田-デリー線の開設に伴い、ベンガルール線を減便。1月17日以降の成田発は水曜を除く週6往復、2月1日以降は月曜、木曜、土曜、日曜の週4往復となる。羽田-デリー線は週7往復を継続する。
JALは成田から北米7地点へ就航している。今回の成田-デリー線について、成田から北米各地への乗り継ぎを考慮した運航スケジュールとしたと説明している。
インディゴとのコードシェアは、成田-デリー線を含むJALのインド3路線で始める。これまで両社は、インディゴのインド国内線とJALの東南アジア路線を対象にコードシェアを設定しており、インディゴとのネットワーク拡充により日印間の利便性向上を図る。
運航スケジュール
成田→デリー
JL749 成田(20:15)→デリー(翌日03:00)運航日:1/17-2/28の毎日
JL749 成田(20:35)→デリー(翌日03:00)運航日:3/1以降の毎日
デリー→成田
JL740 デリー(04:35)→成田(15:10)運航日:1/18-2/28の毎日
JL740 デリー(04:35)→成田(15:20)運航日:3/1以降の毎日
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