エアバス、ニューギニア航空と補修部品サポート契約　A220対象

　エアバスは現地時間9月15日、パプアニューギニア国営のニューギニア航空（ANG/PX）と補修部品サポートサービス「フライト・アワー・サービス（FHS）」を締結したと発表した。対象はA220型機で、順次導入予定の11機に提供する。

FHSを締結したエアバスのアナンド・スタンレーアジア太平洋地域プレジデント（前列左）と握手するニューギニア航空の最高執行責任者代理サミウ・タウファ機長（エアバス提供）

　エアバスが航空会社などに提供するFHSは、柔軟な「パワー・バイ・ザ・アワー」サービスで、機材稼働率を最大化にしながら全体的な運航コストを削減する。主要拠点での在庫補充、共同在庫の利用、予知保全ツール、部品修理など、統合的な部品サポートサービスを提供していく。

　ニューギニア航空は、標準型のA220-100を購入機として8機導入予定で、エアバスに直接発注済み。このほか長胴型のA220-300もリース導入し、3機を米国の航空機リース会社アゾーラがリースする。

　このうち、受領済みの同社向け初号機となるA220-300（登録記号P2-PGA）には、パプアニューギニアの独立50周年を記念する特別塗装を施した（関連記事）。

パプアニューギニア独立50周年の特別塗装を施したニューギニア航空のA220-300初号機（エアバス提供）

関連リンク
Air Niugini
Airbus

ニューギニア航空のA220
・ニューギニア航空、A220-300初号機受領　独立50周年の特別塗装（25年9月12日）
・ニューギニア航空、A220を追加発注　11機体制に（25年5月28日）
・ニューギニア航空、A220を確定発注　フォッカー更新（23年11月2日）
・ニューギニア航空、A220を11機導入　25年以降に初号機、フォッカー置き換え（23年8月17日）

FHS
・エアバス、補修部品サポート1000機に　フライアディール、A320に導入（21年8月18日）
・エアバスとJAL、A350補修部品サポート契約（19年2月18日）
・エアバスとANA、A380補修部品サポート契約（18年11月8日）
・スカイマーク、A330補修部品のサポート契約をエアバスと締結（13年11月21日）

A220
・1列5席で快適性アピール　写真特集・エアバスA220羽田公開（22年6月18日）
・なぜA220は中部でデモフライトを実施したのか　特集・日本の100-150席市場を考える（19年8月14日）
・A220ってどんな機体？　特集・エアバス機になったCシリーズ（18年7月11日）

ニューギニア航空
・ニューギニア航空、787-8を初発注（23年6月6日）
・ニューギニア航空、成田－チューク9月就航（18年5月31日）
・ニューギニア航空、737 MAX 8を4機発注（16年2月19日）