エアライン, 業績, 解説・コラム — 2016年8月4日 10:56 JST

ANAの16年4-6月期、純利益20.7%減 欧州テロ影響、訪日が補う

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 全日本空輸(ANA/NH)を傘下に持つANAホールディングス(9202)が8月3日に発表した2016年4-6月期(第1四半期)連結決算は、純利益が前年同期比20.7%減の66億4600万円だった。通期見通しは従来予想を据え置いた。

 4-6月期の売上高は2.3%減の4044億2500万円、営業利益は15.6%減の141億3200万円、経常利益は33.2%減の106億5600万円で減収減益となった。

 営業費用は1.7%減の3971億円。燃油費・燃料税は円高と市況下落により16.4%減の668億円に抑えられた。人件費は7.9%増の451億円で、好調だった前期業績に伴い、業績連動型報酬の引き当て増で上昇した。営業利益率は3.5%(0.6ポイント低下)となった。

—記事の概要—
国際線
国内線
為替と燃油
通期見通し据置

国際線

16年4-6月期決算を発表するANAHDの平子氏=16年8月3日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

 国際線の旅客収入は3.3%増の1233億円。旅客数は11.6%増の213万1000人、ロードファクター(座席利用率、L/F)は前年並みの73.0%、旅客単価は燃油サーチャージの引き下げに伴い、7.4%減の5万7868円となった。

 欧州でのテロ発生で日本から欧州へ向かう旅行需要は不振が続いたが、欧米やアジア路線のビジネス渡航需要や、訪日客は堅調に推移した。

 ANAHDの平子裕志・取締役執行役員(財務企画・IR部・施設企画部担当)は、「中国路線は


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