エアライン, ボーイング, 機体, 空港 — 2016年5月20日 09:40 JST

スカイマーク、タイガースジェットを21日一般公開 トラッキーも来場

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 スカイマーク(SKY/BC)は、プロ野球・阪神タイガースのロゴを機体にデザインした特別塗装機「タイガースジェット」を、5月21日に神戸空港で一般公開する。4回に分けて開催し、各回先着200人が入場できる。

4回開催

羽田に到着したスカイマークのタイガースジェット=16年4月26日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

 神戸空港内の同社格納庫にタイガースジェットを展示。機内には入れない。受付時間は午前9時30分から、格納庫の入口前で全4回分の入場整理券を配る。1回目は午前10時から10時45分、2回目は午前11時から11時45分、3回目は午後0時30分から1時30分、4回目は午後1時45分から2時45分。先頭に並んだ人から順番に早い時間の整理券を配り、時間は選べない。

 来場者には、タイガースジェットの機内で配布しているオリジナルうちわを1人1枚プレゼント。表面が2種類あるが、選択はできない。

 会場内には神戸空港からの就航地をPRするブースを設け、特産品を販売。スカイマークのブースでは、タイガースジェットで機内販売しているオリジナルのスポーツタオル(1枚1500円)やモデルプレーン、ボールペンなどを販売する。

 タイガースのマスコットキャラクター「トラッキー」が、午前10時10分から30分と午前11時10分から30分の2回来場する。

 スカイマークは今年で開港10周年を迎えた神戸空港から、羽田(1日8往復)と札幌(1日3往復)、茨城(1日2往復)、長崎(1日2往復)、鹿児島(1日2往復)、那覇(1日1往復)の6都市へ就航。乗り入れ航空会社の中では、もっとも就航地と便数が多い。今年2月からは「神戸 旅の港街 プロジェクト」と題した地元との企画を始めている。

 タイガースジェットもプロジェクトの一環で、2機のボーイング737-800型機にタイガースの虎ロゴをデカールで描いた。4月25日未明に初号機(登録番号JA73NL)が羽田空港に到着。4月27日から運航を開始した。2号機(登録番号JA73NM)は5月10日から運航している。運航路線はスカイマークが就航する全路線で、機材繰りの都合上、当日まで決定しない。10月末までの運航を予定している。

 機内ではタイガースのレプリカユニフォームを着た客室乗務員が出迎え、“六甲おろし”として知られる『阪神タイガースの唄』のインストルメンタル・バージョン(歌なし版)を流す。

4社が乗り入れ

 神戸空港は神戸市が管理する空港で、2006年2月16日に開港。2500メートルの滑走路(RWY09/27)が1本で、RVR(滑走路視距離)が550メートル以上かつDH(決心高)60メートル以上で着陸できる「カテゴリーI」のILS(計器着陸装置)をRWY09に設けている。運用時間は午前7時から午後10時まで。2015年度の利用者数は約253万人で、開港当初は年間319万人だった。

 就航する航空会社はスカイマークのほか、全日本空輸(ANA/NH)とソラシドエア(旧スカイネットアジア航空、SNJ/6J)、エア・ドゥ(ADO/HD)の4社。開港当初はスカイマークとANA、日本航空(JAL/JL、9201)の3社でスタートし、2013年6月1日にソラシドエアが、同21日にエア・ドゥが就航した。一方、2010年6月にJALが、同年10月に天草エアライン(AHX/MZ)が撤退している。

 6都市に1日18往復運航するスカイマーク以外の就航地は、ANAが羽田(1日2往復)と札幌(1日1往復)、ソラシドエアが那覇(1日3往復)、エア・ドゥが札幌(1日2往復)となっている。

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