エアバス, エアライン, 機体 — 2016年5月3日 17:35 JST

デルタ航空、A321を37機追加発注 総数82機に

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 エアバスは、デルタ航空(DAL/DL)がA321従来型(A321ceo)を37機追加発注したと現地時間4月29日に発表した。デルタ航空は2013年と2014年にもA321の従来型を発注しており、今回で3度目。発注総数は82機にのぼる。

デルタ航空のA321のイメージイラスト(エアバス提供)

 デルタ航空向け初号機は、今年3月に引き渡された。エンジンは、いずれもCFMインターナショナル製CFM56-5Bを選定。燃料消費量を最大4%削減できる翼端の大型ウイングチップ「シャークレット」を全機装備し、航続距離を最大100海里(185キロ)伸ばすか、ペイロード(有償搭載量)を約450キロ増やすことができる。

 3月末時点で、デルタ航空はエアバス機を165機運航している。内訳はA320ファミリーが127機、A330が38機。また、受注残はA320ファミリーのほか、A330-300が5機、A330-900neoが25機、A350 XWBが25機ある。

 また、デルタ航空は4月28日にカナダのボンバルディアが開発した新型小型機「Cシリーズ」のうち、110-125席クラスのCS100を75機確定発注。2018年春から受領を予定している。

 デルタ航空へ引き渡される多くのA321が、2015年7月に稼働した米アラバマ州モビールの最終組立工場で製造予定。初の米国製エアバス機となるアラバマ工場製の初号機(登録番号N965JT)は、4月25日にジェットブルー(JBU/B6)に引き渡された。2017年末までには、同工場の生産レートを月産4機とする見通し。

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デルタ航空
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