ボーイング, 機体 — 2016年3月4日 23:00 JST

ボーイング、自動洗浄ラバトリー開発 紫外線3秒で殺菌

By
  • 共有する:
  • Print This Post

 ボーイングは現地時間3月3日、清潔に保つ自動洗浄タイプのラバトリー(洗面所)「クリーン・ラバトリー」を開発したと発表した。紫外線(UV)を使用するもので、すべての露出面を3秒で殺菌できるという。

UVを使用した「クリーン・ラバトリー」(ボーイング提供)

 ラバトリーが空室のときのみに作動する遠紫外線(Far UV)を使用する。便座のふたや座面、給水栓、ソープディスペンサー、ごみ投入口、ハンドドライヤーなど、ラバトリー内の設備には手を触れずに作動する「タッチレス式」を導入する。自動洗浄技術とタッチレス操作により、試作品では細菌を99.99%死滅させることができたという。

 開発スタッフはこれらの技術により、微生物の繁殖と感染を最小限に抑えることを確認。ボーイングは特許を出願している。

 ボーイングは遠紫外線について、日焼けマシンなどに使用される紫外線A波(UVA)や紫外線B波(UVB)とは異なり、人体に悪影響を及ぼす心配がない、と説明している。

関連リンク
Boeing
ボーイング・ジャパン

ジャムコ、未来の機内トイレ提案 人感センサー活用(15年6月11日)
横浜ゴム、換装用ラバトリーなど出展 独インテリアエキスポ(15年4月2日)

  • 共有する:
  • Facebook
  • Twitter
  • Print This Post