エアライン, ボーイング, 機体, 空港 — 2016年2月23日 19:05 JST

JAL、札幌で緊急脱出 3人けが、エンジンから煙

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 2月23日午後3時10分ごろ、日本航空(JAL/JL、9201)の札幌(新千歳)発福岡行きJL3512便(ボーイング737-800型機、登録番号JA322J)が、新千歳空港の誘導路上で緊急脱出を行った。乗客159人と乗員6人のうち、女性の乗客3人が脱出時にけがを負った。

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新千歳空港でエンジンから煙が出て緊急脱出を行ったJALの737当該機JA322J=15年1月19日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

 JALによると、JL3512便は新千歳空港から午後2時34分(定刻午後2時20分)に出発した。出発後、雪の影響で駐機場へ引き返すためにT2誘導路を走行していたところ、右エンジンに不具合が発生。煙が機内に入り、機内で異臭がしたことから、緊急脱出を行った。負傷した3人の女性客と体調不良を訴えた男性客1人は、病院で診察を受けているという。

 けがを負った乗客以外はホテルへ移動し、明日24日午前8時に札幌を出発する福岡行きの臨時便JL4882便に搭乗を予定している。また、新千歳空港は午後6時40分現在、通常通り運用しているが、雪の影響による遅延が発生している。

 当該機は2009年9月に受領した機体で、エンジンの不具合状況や煙が出た原因は、現在調査を進めている。

 また、23日は当該機で6便の運航を予定していた。1便目は北九州を午前6時39分に出発した羽田行きJL370便で、羽田発広島行きJL255便、広島発札幌行きJL3403便と運航し、札幌には午後0時53分に到着した。緊急脱出を行ったJL3512便は4便目で、残る福岡発羽田行きJL324便と、羽田発高松行きJL487便は欠航になった。

 国土交通省航空局(JCAB)は23日、航空事故につながりかねない「重大インシデント」に認定した。国の運輸安全委員会(JTSB)は、調査官4人を現地へ派遣し、2-3日掛けて現地調査を実施する予定。

JA322Jの2月23日運航実績
JL370 北九州(06:39)→羽田(07:58)
JL255 羽田(08:39)→広島(10:08)
JL3403 広島(10:52)→札幌(12:53)
JL3512 札幌(14:34)→福岡(17:00)【欠航】
JL324 福岡(17:40)→羽田(19:10)【欠航】
JL487 羽田(19:55)→高松(21:20)【欠航】
*JL3512は札幌で緊急脱出のため欠航。福岡着時間は定刻を記載。
*JL324とJL487はJL3512の欠航に伴い、機材繰りで欠航。2便とも定刻を記載。

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【更新記録】
けが人の性別が判明したため、1段落目に追記しました。2段落目の発生状況等について更新しました。臨時便の便名が判明したため、3段落目に追記しました。(以上3点 16年2月23日 19:26 JST)