企業, 空港 — 2015年7月3日 15:00 JST

羽田空港、従業員にロボットスーツ 運搬負担軽減へ

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 羽田空港国内線ターミナルを運営する日本空港ビルデング(9706)と、作業支援ロボットを開発するCYBERDYNE(サイバーダイン、7779)は7月2日、ターミナル内に次世代型ロボットを導入することで基本合意書を締結したと発表した。従業員が腰に装着して負担を軽減させる機械を導入。清掃ロボットや運搬ロボットも導入する。

空ビルが導入するHAL作業支援用・腰タイプ(CYBERDYNEのウェブサイトから)

 導入するのは、CYBERDYNEが開発したロボットスーツ「HAL(ハル)」。重量物を持ち上げるときの腰部にかかる負荷を軽減し、腰痛を引き起こすリスクを減らすことができる。腰から太ももに装着して使用する。作業支援用・腰タイプを導入する。

 清掃ロボットはエレベータを自動乗降でき、設定した複数のフロアを清掃できる。搬送ロボットは、磁気テープや誘導線が不要なタイプで、搬送作業をサポートする。

 両社はこれらの導入により、次世代型ロボット化空港モデルの創出を目指す。

 CYBERDYNEは筑波大学発ベンチャーとして、2004年に設立。医療機器やリハビリ、災害レスキューなどの支援機器やシステムを開発している。本社は茨城・つくば市。

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