エアライン, 企業 — 2015年7月3日 08:02 JST

ジェットスター・ジャパン、機内で東京シャトル乗車券販売

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 ジェットスター・ジャパン(JJP/GK)は、京成バスなどが運行する都心と成田空港を結ぶ高速バス「東京シャトル」の乗車券を、機内で7月から販売している。

東京シャトルの乗車券を機内販売するジェットスター・ジャパン=14年12月 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

 東京シャトルは、JJPが就航した3年前の2012年7月3日から運行開始。事前予約することで、都心と成田空港間を片道900円で乗車できる。LCC利用者を主要ターゲットとする「LCCバス」の一つ。

 機内販売する乗車券は、成田着が午後10時までのJJP便が対象。機内で東京シャトルの乗車券を決済でき、カウンターへ行かずに直接バスへ乗車できる。バスが満席の場合は、次の便に乗ることになる。

 東京シャトルは京成バスのほか、成田空港交通と京成バスシステム、リムジン・パッセンジャーサービスが共同運行している。運賃は事前予約の場合は終日片道900円だが、予約しない場合は同1000円、深夜早朝便(午前1時から午後5時発)は同2000円となっている。

 JJPは2012年7月3日、成田-新千歳線と福岡線の2路線でスタート。初便はエアバスA320型機が満席となる180人で出発したが、遅延や搭乗管理システムのトラブルが重なり、最終便は当時午後11時以降の離着陸ができなかった成田空港へ到着が間に合わないため、初日早々欠航となった。当初2012年10月に予定していた関西空港の第2拠点(ハブ)化が2014年年6月12日にずれ込むなど、体制固めに時間がかかったが、今年5月26日に累計搭乗者数が900万人を突破した。

 今年2月28日には、初の国際線となる関西ー香港線が就航し、6月1日からは同社にとって成田からの国際線1路線目となる香港線の運航を開始した。

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ジェットスター・ジャパン
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