エアライン, 企業 — 2015年2月26日 21:45 JST

JAL、国際線で作りたてモスバーガー こだわりソースと国産野菜で

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 日本航空(JAL/JL、9201)は2月26日、モスバーガーを展開するモスフードサービス(8153)と共同開発した「エアモスバーガー★JALスペシャル」を長距離国際線となる欧米豪路線(一部除く)で提供すると発表した。プレミアムエコノミークラスとエコノミークラスが対象で、提供期間は3月1日から8月31日までの6カ月間。

JALが3月から欧米豪路線で提供するエアモスバーガー★JALスペシャル=2月26日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

 「エアモスバーガー」は従来の機内食では提供されなかったメニューを採り上げる「エアシリーズ」の第16弾。モスとの共同開発は、2011年6月から11月まで提供した「エアモスバーガー(テリヤキバーガー)」、2012年6月から8月までの「エアモスライスバーガー」、2013年3月から5月までの「テリヤキたまご」、2014年3月1日から5月31日までの「モス野菜」に続き5回目となる。

モスと5回目のコラボとなる「エアモスバーガー★JALスペシャル」=2月26日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

 5回目のコラボで満を持して登場する「モスバーガー」は、モスフード創業時からの看板商品。乗客自身がバンズ(パン)とパティ(肉)にミートソースやマヨネーズをかけたり、厚切りトマトや多めに用意したタマネギのスライスをはさむことで、作りたてに近い食感を機内で再現する。

 鶏ガラや豚骨ベースにトマトや赤ワインなどを使い、数百回試作したというモスフードこだわりのミートソースは、店舗で調理した状態に近いものを、工場でレトルトパックに詰めることで再現。トマトも機内食の容器に収まるよう、店舗用よりも小さいものを選び、厚めに切っている。野菜は機内で食べる時に食べ頃を迎えるよう、契約農家が出荷する時期も調整しているという。

 使用するトマトやタマネギは、モスバーガーの店舗で提供するものと同様、協力農家で育てられた国産品の野菜を使用している。

 提供路線は国際線13路線で、成田発がシカゴとボストン、ニューヨーク、ロサンゼルス、サンディエゴ、フランクフルト、パリ、ヘルシンキ、シドニー、バンクーバー(6月1日から)の10路線、羽田発がロンドンとパリの2路線、関西発がロサンゼルス(3月20日から)。到着前の2食目の食事として提供する。

 これまで4回のモスフードとのコラボメニューは、累計で50万食提供。今回のエアモスバーガーは、提供期間がライスバーガーなど3カ月だったメニューと比べ、2倍の6カ月となることから、過去最多の40万食を見込んでいる。

3月から欧米豪路線で提供する「エアモスバーガー★JALスペシャル」を手にするJALの客室乗務員とモスバーガーのマスコットキャラクター「モッさん」=2月26日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

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