エアライン — 2014年10月29日 09:30 JST

JAL、11月と12月は東北6県特集 地域活性化企画「ジャパンプロジェクト」

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 日本航空(JAL/JL、9201)は11月1日から、地域活性化プロジェクト「ジャパンプロジェクト」第42弾で東北地方の各県を取り上げる。機内やラウンジなどで東北をイメージした料理や特産品を扱う。2013年6月に立ち上げた東北応援プロジェクト「行こう!東北へ」の拡大版として、12月31日まで実施する。

国際線ビジネスクラスで提供する「東北御膳」イメージ(JAL提供)

 国内線ファーストクラスの機内食は、仙台・青葉区のフレンチレストラン「ナクレ」の緒方稔シェフと、岩手・奥州市のレストラン「ロレオール」の伊藤勝康シェフがプロデュース。地元の食材を使用した夕食を提供する。緒方シェフは11月、伊藤シェフは12月を担当、午後5時以降の出発便を対象に、上旬、中旬、下旬で異なるメニューを用意する。午後4時那覇発羽田行きJL918便でも提供する。

 機内食の俵ごはんには、津波を乗り越えて岩手・大槌町の安渡(あんど)地区で育った奇跡の米「安渡産大槌復興米」を使用する。

 ファーストクラスで10月から提供を再開した「こだわりの日本酒」では、東北6県の銘酒を用意。青森・十和田市の鳩正宗が製造する「八甲田おろし」や福島・会津若松市の宮泉銘醸が製造する「冩樂(しゃらく)」などを1銘柄ずつ順次提供する。

 国際線ビジネスクラスでは、「東北御膳」を提供。山形市のくるみ豆腐、宮城県の牛タンスモーク、秋田県のハタハタ南蛮など、東北地方の味を用意する。対象路線は日本発のニューヨーク、ボストン、ロサンゼルス、シカゴ、サンディエゴ、ヘルシンキ、フランクフルト、パリ、バンコク、シンガポール、ジャカルタ、ホーチミン、香港、台北(松山)、北京、上海行きの各路線。

 羽田空港の国内線ラウンジをはじめ、計13空港14ラウンジでは、東北6県の銘酒を提供する。11月は宮城、福島、岩手の3県、12月は山形、青森、秋田の3県の日本酒を用意する。

 東北の各空港発着のJALグループ国内線に2回搭乗で、東北の銘酒や銘菓が当たるキャンペーンを実施。対象運賃で利用した乗客を対象にしたもので、期間中に専用サイトから申し込むと、東北6県の銘酒、銘菓を各10人、合計120人にプレゼントする。搭乗期間は11月1日から12月31日まで。応募期間は11月10日から2015年1月10日まで。

 また、東北発着のJALグループ便を対象運賃で利用した乗客を対象に、抽選でボーナスマイルや東北の温泉旅館宿泊券が当たるキャンペーンを実施。期間中に専用サイトから申し込むと、200人に1000マイル、または1組2人ずつに宮城・白石市の温泉旅館「時音の宿 湯主一條」、山形市の温泉旅館「深山荘 高見屋」の宿泊券が当たる。実施期間は11月1日から2015年2月28日まで。

 JALマイレージバンク(JMB)のマイルと商品を交換できる、JALと三越が共同で運営する「とっておきの逸品」では、東北の特産品や名物を用意した。11月からは仙台味噌や前沢牛、喜多方ラーメンなど、12月からは稲庭うどん、青森シャモロックせんべい汁、米沢牛ロースステーキなどを1万マイルで交換する。申し込み期間はそれぞれ2015年2月28日まで。

 ジャパンプロジェクトは2011年5月にスタートした地域活性化プロジェクト。機内誌や機内ビデオ、機内食などを通じて「日本のすばらしさ」を発信している。

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