エアライン, 空港 — 2014年7月23日 17:32 JST

スターフライヤー、山口宇部-羽田線冬ダイヤから ANAは減便

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 スターフライヤー(SFJ/7G、9206)は7月23日、羽田-山口宇部線を1日3往復で運航すると発表した。運航開始は10月26日の予定で、スケジュールなどは未定。SFJの国内線は5路線となる。

10月26日に羽田-山口宇部線を新設するスターフライヤー=14年5月 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

 これにより羽田-福岡線を1日10往復から7往復に減便し、羽田空港の発着枠を転用する。機材はエアバスA320型機(150席)。羽田では第2ターミナルを使用する。これまで第1ターミナルを使用していた福岡線は、10月26日から第2ターミナルに変更する。

 SFJの山口宇部就航に伴い、同社の筆頭株主であるANAホールディングス(9202)傘下の全日本空輸(ANA/NH)は、1日5往復運航している同路線を3往復に減便。減便分はコードシェアを実施し、便数を補う。両社のコードシェア実施路線は5路線目。

 ANAの羽田-山口宇部線は、2012年3月から2013年1月まで、ボーイング787-8型機で運航。2013年1月時点では全便が787運航便だった。現在はすべて767-300(270席)で運航しており、2013年度の搭乗率は国内線全体の搭乗率61.6%を下回る53.2%(前年度比5.9ポイント低下)、旅客数は54万4346人(0.1%増)、提供座席数は102万3194席(11.1%増)となっている。

 また、同路線は日本航空(JAL/JL、9201)も、737-800(165席)で1日4往復運航している。

 SFJでは、北九州空港から陸路で1時間圏内の福岡空港と同様に、山口宇部空港についても商圏を拡大として利用客獲得を目指す。

 SFJは6月18日に、羽田-山口宇部線の新設を発表していた。

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