エアバス, エアライン, 機体 — 2014年5月22日 08:23 JST

エアバス、バイオ燃料で10時間飛行 KLMのA330で

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 エアバスは現地時間5月16日、KLMオランダ航空(KLM/KL)がアムステルダム-アルバ線のKL767便で、持続可能なジェット燃料(バイオ燃料)を使用した商業飛行を実施したと発表した。使用機材はエアバスA330-200型機。

バイオ燃料による10時間の飛行に成功したKLMのA330(エアバス)

 同フライトでは、食用油から製造した燃料を20%使用。エアバスはこのフライトで、飛行前、飛行中、飛行後それぞれの燃料システムやエンジン機能の分析に関するデータを集積して、今後の本格導入に活かす。

 今回のフライトは、欧州で航空バイオ燃料の商業化を目的とした「ITAKA(Initiative Towards sustAinable Kerosene for Aviation)」と呼ばれるプロジェクトの一環で、欧州連合(EU)が資金提供し、持続可能な航空燃料を生産。既存のシステムでの燃料使用、欧州での通常運航でテストするもので、KLMが協力している。長距離の商業飛行は20回を予定しており、今回が初飛行となった。

 KL767便は、アムステルダムを午後0時25分に出発し、カリブ海のアルバに午後4時30分に到着。飛行時間は10時間5分で、飛行距離は7878キロメートル。

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