エアライン — 2017年1月21日 18:55 JST

JALのCA有志、成田でチャリティーバザー　朝4時から並ぶ

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　日本航空（JAL/JL、9201）の客室乗務員をはじめとする有志約50人が1月21日、成田市内の保健福祉館で恒例のチャリティーバザーを開いた。好天に恵まれ、地元住民など約500人が来場。諸経費を差し引く前の総売上額は、170万円にのぼった。全額を市内の養護施設などに寄付する。

バザー会場の子供向けコーナーでJALグッズに興味を示す女の子＝17年1月21日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA / Aviation Wire

　バザーは今回で23回目。25年前に市内在住の客室乗務員が、施設の子供たちへのクリスマスプレゼントなど、社会に役立てないかと自宅でガレージセールを開き、売上を施設に寄付したことがはじまり。破綻後の2010年と2011年を除き、毎年クリスマス時期に「ひこうきにのったサンタクロース」（ひこのり）の名称で開催し、売上全額を市内の施設に寄付してきた。

　2015年と2016年はバレンタインデーの2月14日に開いたが、今年は会場の関係などで1月に実施。JALによると、バザーの名称は地元の人たちに「ひこのり」で浸透していることから、開催時期が変わってもそのままにしているという。

　バザーに出す品物は、4トントラック1台で段ボール210箱分を用意。会場内にはベネチアングラスなど元値が高価な商品や、ブランド品、衣類、くつ、日用品が並んだ。一番乗りは午前4時に銚子市からやってきた人で、午前10時の開場前には多くの人が列を作った。

　衣類などに加えて、JALグッズも例年販売される。今回はボーイング737型機の客室で使用していたクッション60個や、JALロゴが入ったファーストクラス用食器が並べられ、クッションは開場から5分ほどで完売していた。

　また、会場内には子供向けにミニトーイングカーに乗って飛行機の模型をプッシュバックしたり、空港で飛行機を誘導する「マーシャリング」の体験コーナーを開設。多くの子供たちが楽しんでいた。コーナーを訪れた子供たちには、JALが機内で配布している「ぬりえセット」などの子供用グッズがプレゼントされた。