エアライン, ボーイング, 機体 — 2016年11月10日 17:00 JST

ANA、メキシコシティ就航へ 17年2月15日から

By
  • 共有する:
  • Print This Post

 全日本空輸(ANA/NH)は11月10日、成田-メキシコシティ線を2017年2月15日から運航すると発表した。1日1往復の運航で、成田を夕方、メキシコシティを深夜に出発するスケジュールを設定した。

17年2月からメキシコシティへの乗り入れを開始するANA=16年5月 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

 運航機材はボーイング787-8型機で169席(ビジネス46席、プレミアムエコノミー21席、エコノミー102席)。成田発は2月15日から、メキシコシティ発は翌16日から運航を開始する。

 メキシコシティ行きNH180便は午後4時40分に成田を出発し、同日午後1時55分に到着する。成田行きNH179便は午前1時にメキシコシティを出発し、翌日午前6時35分に到着する。

 ANAを傘下に持つANAホールディングス(ANAHD、9202)の片野坂真哉社長は、2015年6月にメキシコ就航を示唆。同年7月1日付で、ヒューストン支店の下にメキシコシティ営業支店を新設した。2016年10月には米州室管下の「メキシコシティ支店」へ再編し、空港所を新設するなど、運航開始に向けた準備が進んでいる。

 また、ANAHDは2016年1月に発表した2020年度までの中期経営計画で、中南米やアジアなどの「空白地帯」への路線展開を図るとし、メキシコシティ以外の中南米への乗り入れ計画を発表している。

 同路線は現在、アエロメヒコ航空(AMX/AM)が運航。日本からメキシコへの唯一の直行便で、ANAと同じく787-8(243席:ビジネス32席、エコノミー211席)を投入している。今年6月に1往復を増便し、現在は週5往復を運航。2017年3月からは1日1往復に増便する。

 日系航空会社によるメキシコ路線は、日本航空(JAL/JL、9201)が2010年1月に成田-バンクーバー-メキシコ線(週2往復)のうち、バンクーバー-メキシコ間を撤退。その後、日系航空会社の自社便による就航はない。

運航スケジュール
NH180 成田(16:40)→メキシコシティ(13:55)
NH179 メキシコシティ(01:00)→成田(翌日06:35)

関連リンク
全日本空輸

メキシコシティ線就航
ANA、成田-メキシコシティ就航 14時間超の最長路線、高地対応787投入(17年2月15日)

メキシコシティ関連
ANA、メキシコシティへ17年2月就航(16年5月12日)
ANA、中南米など空白地帯へ進出 中期5カ年計画(16年1月30日)
ANA、メキシコ就航へ 16年冬ダイヤで(16年1月29日)
ANAHD片野坂社長、メキシコ就航示唆(15年6月12日)