MRJ, 機体 — 2016年9月29日 11:06 JST

MRJ、米国へ到着 フェリーフライト成功

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 三菱航空機が開発を進めている国産ジェット旅客機「MRJ」の飛行試験初号機(登録番号JA21MJ)が現地時間9月28日午後5時44分(日本時間29日午前9時44分)、飛行試験の拠点となる米国モーゼスレイクへ到着した。米国へのフェリーフライト(空輸)は、3度目の挑戦で成功した。

モーゼスレイクのグラントカウンティ国際空港へ着陸するMRJの飛行試験初号機(三菱航空機提供)

 これまでは県営名古屋空港(小牧)で飛行試験を進めてきたが、2018年の型式証明(TC)取得に向け、北米で飛行試験を多頻度で実施し、開発を加速させる。

 初号機は26日午後1時28分に小牧を出発。整備や給油作業を行う新千歳空港には、同日午後2時59分すぎに着陸した。

 新千歳を出発する27日朝は、クルーたちが機体の前で記念撮影して初号機に乗り込んだ。新千歳からはロシアのカムチャツカ半島と米国アラスカを経由し、ワシントン州モーゼスレイクのグラントカウンティ国際空港へ向かった。

 フェリーフライトは今回で3度目の挑戦。8月に出発した際は、27日と28日に2日連続で空調システムの監視装置に不具合が発生し、小牧へ引き返した。

 三菱航空機では9月25日、飛行試験4号機(JA24MJ)が初飛行に成功。5機ある飛行試験機のうち、初号機と2号機(JA22MJ)に続き、3機が飛行試験に投入できるようになった。年内に初号機から4号機までの4機をモーゼスレイクへ持ち込む計画を進めており、残る3号機(JA23MJ)は、10月に初飛行する見込み。

 ローンチカスタマーである全日本空輸(ANA/NH)への量産初号機の引き渡しは、2018年中ごろを予定している。MRJは8月31日に正式契約した米エアロリースの発注により、ANAや日本航空(JAL/JL、9201)など計7社から427機(確定発注233機、オプション170機、購入権24機)を受注している。

名古屋空港を離陸するMRJの飛行試験初号機=16年9月26日 PHOTO: Yusuke KOHASE/Aviation Wire

名古屋空港を離陸するMRJの飛行試験初号機=16年9月26日 PHOTO: Yusuke KOHASE/Aviation Wire

新千歳空港に着陸したMRJの飛行試験初号機=16年9月26日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

新千歳空港の駐機場へ向かうMRJの飛行試験初号機=16年9月26日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

新千歳空港で出発前のMRJ飛行試験初号機と記念撮影するフェリーフライトのクルーら=16年9月22日5時55分 PHOTO: Shota DOKI/Aviation Wire

新千歳空港を離陸し経由地のロシアへ向かうMRJの飛行試験初号機=16年9月22日9時22分 PHOTO: Shota DOKI/Aviation Wire

名古屋からのフェリーフライトでモーゼスレイク上空を飛行するMRJの飛行試験初号機(三菱航空機提供)

グラントカウンティ空港へ到着したMRJ初号機のフェリーフライトを担当した安村機長(左)と山崎副操縦士(三菱航空機提供)

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