エアライン — 2016年7月1日 17:20 JST

ジェットスター・ジャパン、マニラ再開へ 成田・中部9月から、関空は運休継続

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 ジェットスター・ジャパン(JJP/GK)は9月1日から、マニラ線の運航を再開する。成田と中部(セントレア)発着路線で、関西発着は運休を継続する。

成田、中部ともに減便で再開

マニラ線を9月に再開するジェットスター・ジャパン=16年3月15日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

 マニラ線は今年3月から運航を順次開始。7月1日から8月31日まで、モンスーンによる需要低下と、繁忙期を迎える国内需要に注力するために一時運休している。成田、中部両便ともに減便して再開する。

 成田発着は週4往復で再開する。成田発は木曜と金曜、土曜、日曜で、折り返しのマニラ発は月曜と金曜、土曜、日曜に運航する。マニラ行きGK41便は成田を午後7時50分に出発し、午後11時35分に到着する。成田行きGK40便はマニラを午前0時35分に出発し、午前6時5分に到着する。

 中部発着は週2往復で再開。中部発は日曜と金曜で、折り返しのマニラ発は月曜と土曜に運航する。マニラ行きGK95便は中部を午後8時30分に出発し、午後11時35分に到着する。中部行きGK94便はマニラを午前0時35分に出発し、午前5時30分に到着する。

 関空発着は、グループ会社でシンガポールに拠点を置くジェットスター・アジア航空(JSA/3K)が週4往復を運航していることから、グループ内で調整。ジェットスター・ジャパンによると、同社としては運休を継続すると判断したという。

 成田-マニラ線、中部-マニラ線とも、7月1日から販売を開始。片道9000円から設定した。

 成田便は3月15日、中部便は4月1日、関西便は4月7日に運航を開始し、成田と中部は最大で1日1往復、関空は最大で週4往復を運航していた。

片岡会長「夏は国内線に比重」

マニラ線を通年で運航したいと話す片岡会長=16年6月30日 PHOTO: Yusuke KOHASE/Aviation Wire

 同社の片岡優会長は6月30日、7月と8月のマニラ便について、当初から販売せず計画的に運休する予定だったと説明。同時期は国内線の需要がピークを迎えることもあり「夏は国内線に比重を置く。国内線の便数を最大にし、国際線をお休みさせてもらう」と理解を求めた。

 片岡会長によると、就航当初は通常、ロードファクター(座席利用率、L/F)が落ちるものとした上で、「3路線とも非常に優秀。特に成田路線は(運航開始から)3カ月で90%を超えている」と説明した。

 2017年以降の運航形態については、機材と運航乗務員計画などを考慮して検討するとし、「できるだけ通年で運航したい」と述べた。

運航スケジュール
成田-マニラ
GK41 成田(19:50)→マニラ(23:35)運航日:木金土日
GK40 マニラ(00:35)→成田(06:05)運航日:月金土日

中部-マニラ
GK95 中部(20:30)→マニラ(23:35)運航日:金日
GK94 マニラ(00:35)→中部(05:30)運航日:月土

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