企業, 機体 — 2012年9月27日 10:42 JST

富士重、787中央翼のシースルー模型出展 国際航空宇宙展で

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 富士重工業(7270)は10月9日から14日までポートメッセなごや(名古屋市港区)で開催される「2012年国際航空宇宙展」(ジャパン エアロスペース2012/JA2012、主催:一般社団法人 日本航空宇宙工業会)に、ボーイング787型機の中央翼の模型などを出展する。

富士重工のブースイメージ図(同社資料から)

 787の中央翼は富士重が設計と製造を担当。航空宇宙カンパニーの半田工場(愛知県半田市)が製造している。会場では機体外観からは見られない中央翼の位置や構造を1/10スケールのシースルー模型で示し、胴体と主翼を結合する機体構造上の要であることを解説する。

 生産技術展示では、787の中央翼をはじめとした炭素繊維複合材加工で、品質やコスト、納期を支える生産技術を、成形や積層、検査、穿孔、切削、組立の各段階でパネル展示と映像で解説。富士重の独自技術である器工具類や、これらを用いて実際に加工した複合材板のサンプルを展示する。

 技術展示では、将来の実用化を目指した飛行安全技術である先進パイロット支援システムなどを出展する。富士重が開発した超撥水性を有する防除氷効果の高い塗料「AIS(Advanced Ice phoboic Surface):アイス」は、パネル展示や効果実証試験に使用した模擬機体の展示に加え、超撥水性を体感できる展示を行う。

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富士重工業
2012年国際航空宇宙展

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