エアライン, 解説・コラム — 2016年4月3日 13:00 JST

CAならではの職業病とは? 連載・CREW WORLDのアテンションプリーズ!!(34)

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 Aviation Wireをご覧の皆さま、こんにちは!客室乗務員(CA)経験者専用の情報共有サイト「CREW WORLD」です。

 前回は「国際線CAの一日(後編)」と題し、ある外資系航空会社CAの一日のうち、離陸から着陸後の業務についてご紹介しました(関連記事)。

 日本各地で桜が咲き誇り、春爛漫の暖かい季節になりました。たくさんの新しい物事が開始する4月。皆さんの中には、入学式や入社式を迎え、フレッシュな気持ちで生活をスタートされる方もいるのではないでしょうか。新入社員として航空会社に入社するCAも、制服に身を包み、大空に羽ばたける日を心待ちにしていることでしょう。

 競争率が高い面接を通過し、念願叶って入社できた! と感動できるのもつかの間。CAが最初に取り組まなければならないのが、厳しいカリキュラムで構成された保安・サービス訓練です。

 CAの訓練内容は、当連載でも数回取り上げていますが、その厳しさは新人だけではなく経験豊かなベテランでさえも苦手とするほど。訓練を終えて独り立ちをしてからも、お客様のために「安全・快適」を日々追求し続けます。

—記事の概要—
日常生活で思わず出る職業病
キャビンの死角は徹底チェック
化粧室の美しい航空会社へ

日常生活で思わず出る職業病

機内の死角となる化粧室をチームワークでチェック=15年4月 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

 キャビンの外でも、無意識にCAらしさが出てしまう行動が幾つかあります。中でも、多くの人が「職業病だな」とうなずく行動が、こちらです。

・化粧室を「トイレ」ではなく「ラバ」と呼ぶ
・トイレットペーパーを三角折りにする
・電車などで手荷物収納の手助けをしたくなる

 機内の化粧室は「Lavatory(ラバトリー)」と呼ばれ、CAの間では「LAVA(ラバ)」と略しています。これらの行動を日常生活でも思わずとってしまうのは、厳しい訓練と現場での経験が、深く影響しているのではないでしょうか。

キャビンの死角は徹底チェック

 化粧室は密閉された空間であるがゆえに、急病人が発生した場合に見つけにくい場所です。そのため、CAは


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