エアライン, ボーイング, 機体, 空港 — 2016年3月19日 23:59 JST

ソラシド、「ひっ翔べ!さつま号」就航 薩摩隼人の気概込めて

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 ソラシドエア(旧スカイネットアジア航空、SNJ/6J)は3月19日、特別塗装機「ひっ翔べ!さつま号」(ボーイング737-800型機、登録番号JA803X)を就航させた。鹿児島県の薩摩半島北部に位置するさつま町を、約1年間PRする。

鹿児島空港を離陸し羽田へ向かうソラシドの「ひっ翔べ!さつま号」(同社提供)

機体前方ドア横に貼られたさつま町をPRするデカール(ソラシドエア提供)

 ソラシドは地域振興の機体活用プロジェクト「空恋-空で街と恋をする-」で、機体側面に九州や沖縄の自治体名を描き、機体を通じて自治体をPR。第1号は2012年10月18日に就航した宮崎県・綾町の「綾ユネスコ・エコパーク号」だった。

 プロジェクトは今回の機体で17機目となり、鹿児島県内では2機目。機体名称の「ひっ翔べ!」は、薩摩藩(現在の鹿児島県)に古くから伝わる「泣こかい 飛ぼかい 泣こよっか ひっ翔べ」(標準語では、泣こうか 飛ぼうか 泣くより 飛んでしまえ)という言葉からとった。

 ソラシドによると、薩摩出身の武士を指す「薩摩隼人」の気概溢れる言葉から、大きく挑戦し、広く羽ばたいていきたいという思いが込められているという。機体後部と前方ドア横に、さつま町のイメージキャラクター「さつまるちゃん」をモチーフとしたデカールが貼られた。機内にはさつま町の情報誌を置き、客室乗務員は専用エプロンを着用。ソラシドの全就航地を飛び、さつま町をPRしていく。

 さつま町は鹿児島空港から約35キロで、車で約40分の位置にある。毎年5月中旬になると無数のホタルが飛び交い、全国的にも珍しいホタルを間近で鑑賞できるホタル船が運航される。

 さつま号の初便は19日の鹿児島発羽田行き6J76便で、午後0時48分に出発した。

「ひっ翔べ!さつま号」就航式典に出席したさつま町のイメージキャラクター「さつまるちゃん」(中央)とソラシドの髙橋洋社長(右から2人目)ら(同社提供)

機体後部に描かれたさつま町のイメージキャラクター「さつまるちゃん」(ソラシドエア提供)

鹿児島空港を出発するソラシドの「ひっ翔べ!さつま号」(同社提供)

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