エアライン — 2016年2月18日 09:30 JST

スクート、札幌就航を検討 ウィルソンCEO「経由便で」

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 シンガポール航空(SIA/SQ)系のLCC、スクート(SCO/TZ)のキャンベル・ウィルソンCEO(最高経営責任者)は現地時間2月16日、札幌など日本の新たな都市への就航に意欲を示した。21日まで開催中のシンガポール航空ショーで、Aviation Wireの取材に応じた。

札幌など日本の就航地拡大に意欲を見せるウィルソンCEO=16年2月16日 PHOTO: Yusuke KOHASE/Aviation Wire

 ウィルソンCEOは「札幌はシンガポールでも人気のある都市」とし、就航に前向きな姿勢を見せた。シンガポールからの直行便については、「親会社のシンガポール航空との関係もある」とし、既存の日本路線と同じく経由便で運航する意向を示した。

 就航先や経由地、運航開始日などは3月中旬以降に明らかにする見通し。

 また羽田への乗り入れについては、1日3往復を運航するシンガポール航空との兼ね合いから「考えていない」とした。

 シンガポール発着路線では、5月1日からジェッダ(サウジアラビア)便を運航開始。2016年上期には南京など中国本土3都市へ、年内にはインドへの乗り入れも決定している。

 スクートは2012年6月に運航開始。成田へは同年10月に就航した。現在はシンガポール-成田線を台北経由で1日1往復のデイリーで、2015年7月からはシンガポール-関西線をバンコク(ドンムアン)経由と高雄経由で、それぞれ週3往復ずつ運航している。

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