エアバス, エアライン, 官公庁, 機体 — 2015年11月12日 18:15 JST

台湾Vエア、日本3路線開設へ 中部、関西、福岡

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 国土交通省航空局(JCAB)は11月12日、台湾のLCC、Vエア(VAX/ZV)が申請した外国人国際航空運送事業の経営について許可したと発表した。現地時間12月15日から、台北(桃園)-中部(セントレア)線の運航を開始。2016年1月からは関空便と福岡便を開設する。同社が日本への定期便を開設するのは初めて。

12月から日本への定期便を開設するVエア(同社ウェブサイトから)

 3路線ともエアバスA321型機(194席)で運航する。現在はA321を2機保有。1月中旬をめどに4機に増機する。

 中部便は月曜と火曜、金曜、土曜の週4往復を運航。12月15日から1月7日までは、中部発を火曜と水曜、土曜、日曜に設定する。当初は発着枠により深夜帯で開始し、その後、昼間帯に移行する。3月27日からの2016年夏ダイヤからは、1日1往復のデイリーで運航する。

 12月15日から2016年1月7日までのZV202便は、台北を午後7時45分に出発し、中部着は午後11時45分。折り返しのZV203便は午前0時45分に中部を出発し、台北には午前3時35分に到着する。

 1月8日以降のZV202便は、台北を午前6時5分に出発し、中部着は午前10時5分。折り返しのZV203便は中部を午前11時5分に出発し、台北には午後1時45分に到着する。

 1月23日から、関空便をデイリーで開設。ZV208便は台北を午前7時40分に出発し、関空には午前11時30分に到着する。折り返しのZV209便は関空を午後0時30分に出発し、台北には午後3時に到着する。

 1月25日からは、福岡便をデイリーで開設する。ZV212便は台北を午後2時35分に出発し、福岡着は午後6時。折り返しのZV213便は午後7時に福岡を出発し、台北には午後8時40分に到着する。

 台湾・トランスアジア航空(復興航空、TNA/GE)系のVエアは2013年11月設立のLCCで、台北を拠点に運航している。運航開始は2014年12月17日開設の台北-バンコク(ドンムアン)線で、現在はバンコクのほか、チェンマイと釜山に乗り入れ、カンボジアのシェムリアップにはチャーター便を運航している。

 日本には今年9月、茨城にチャーター便で乗り入れた。

 中部からの台北路線は、日本航空(JAL/JL、9201)が週7往復、チャイナエアライン(中華航空、CAL/CI)が週11往復、キャセイパシフィック航空(CPA/CX)が週7往復を運航している。

 関空からはチャイナエアラインが週28往復、エバー航空(EVA/BR)が週23往復、ピーチ・アビエーション(APJ/MM)が週21往復、JALとトランスアジア航空が週14往復、シンガポールのジェットスター・アジア航空(JSA/3K)が週12往復、タイガーエア台湾(TTW/IT)とキャセイパシフィック航空が週7往復ずつ運航している。

 福岡からはチャイナエアラインが週14往復、エバー航空とキャセイパシフィック航空が週7往復ずつ運航している。

 12月からは中部と関空から、ジェットスター・ジャパン(JJP/GK)の乗り入れも決定している。

運航スケジュール
台北-中部(12月15日から)
12月15日から2016年1月7日まで
ZV202 台北(19:45)→中部(23:45)運航日:月火金土
ZV203 中部(00:45)→台北(03:35)運航日:火水土日

1月8日以降
ZV202 台北(06:05)→中部(10:05)運航日:月火金土
ZV203 中部(11:05)→台北(13:45)運航日:月火金土

台北-関西(1月23日から)
ZV208 台北(07:40)→関西(11:30)運航日:毎日
ZV209 関西(12:30)→台北(15:00)運航日:毎日

台北-福岡(1月25日から)
ZV212 台北(14:35)→福岡(18:00)運航日:毎日
ZV213 福岡(19:00)→台北(20:40)運航日:毎日

関連リンク
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