エアライン, 空港 — 2015年4月27日 18:30 JST

JAL、増便で羽田−山形線乗客2.6倍 政策コンテスト枠で

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 日本航空(JAL/JL、9201)グループと山形県は4月27日、羽田−山形線を2014年度に利用した乗客数が前年度比2.6倍に増加したと発表した。

羽田−山形線の乗客数が2.6倍に増えたJALグループ=13年2月 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

 両者は航空会社の自助努力だけでは路線維持や充実が困難な路線を、地域と航空会社の共同提案で増便などにつなげる「羽田空港発着枠政策コンテスト」に応募。2014年3月30日から、羽田−山形線を1日2往復に増便した。

 増便の結果、2014年度の提供座席数は前年度比約2倍の10万9896席、乗客数は約2.6倍の7万4687人になった。増便前は昼間に1往復だったが、羽田・山形ともに出発時間を朝と夕方に設定し、利便性を向上させた。機材はエンブラエル170(E170)型機で、座席数は76席。グループ会社のジェイエア(JAR/XM)が運航している。

 運賃面では、2往復化後は2014年4月から3カ月間、片道5050円の割引運賃を設定。今年1月6日搭乗分からは、搭乗前日まで予約できる「特便割引1」を、新幹線と同等の片道1万1300円に値下げした。

 一方、山形県では、JR山形駅と空港を結ぶシャトルバスの運行を再開。業務利用を喚起するため「山形空港サポーターズクラブ」を創設し、3月末時点で企業330社、個人814人の会員が加入している。また、空港に到着する乗客に特産品をプレゼントするなど、キャンペーンを実施した。

 羽田国内線発着枠の政策コンテストは、2013年11月に山形のほか、石見と鳥取の計3空港が選ばれた。コンテストでは、3空港に佐賀を加えた4空港が案を提出。有識者が協議した結果、1位が石見、2位が山形、3位が鳥取となった。

 協議結果で山形の案は、新幹線との競争が残ることで運賃やサービスの競争が生じ、利用者の利便性向上につながる点や、1日1往復から2往復への増便を生かす戦略が評価された。一方で、東京オリンピックを契機とした地域活性化策について、オリンピック後をどうするかが描き切れていないと指摘している。

運航スケジュール
羽田→山形
JL175 羽田(08:20)→山形(09:20)
JL179 羽田(17:30)→山形(18:30)

山形→羽田
JL174 山形(08:55)→羽田(10:00)
JL178 山形(19:00)→羽田(20:05)

関連リンク
日本航空
山形県

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