エアライン, 官公庁, 解説・コラム — 2015年3月13日 06:50 JST

【スクープ】ICAO、タイ航空局に「重大な安全上の懸念」指摘へ 日本への新規就航に影響も

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 ICAO(国際民間航空機関)がタイ航空局に対し、「重大な安全上の懸念(SSC)」があると判断する見込みであることが、Aviation Wireの取材でわかった。早ければ週明けの3月16日にもタイ航空局に指摘する。指摘が解除されるまでは、5月から札幌へ就航予定のタイ・エアアジアX(TAX/XJ)をはじめ、タイの航空会社による日本への新規就航や運航スケジュールの変更などが出来なくなる。これにより、タイからの訪日需要に影響が及ぶ可能性がある。(ノックスクートの成田就航が延期になりました。関連記事はこちら

ICAOがタイ航空局にSSCを指摘すると、タイの航空会社は日本などICAO加盟国への新規就航やスケジュール変更が出来なくなる=13年1月 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

 ICAOはタイ航空局による安全審査体制を、担当者が不十分な知識で審査を実施しており、ICAOが定める安全監査基準を満たしていないと判断。SSCを指摘し、改善を求める。

 タイ航空局がSSCを指摘されると、タイの航空会社は日本をはじめとするICAO加盟国への新規就航や、増便などのスケジュール変更、機材変更などが出来なくなる。SSC指摘前に認可された変更などは対象外で、現在就航している便については運航を継続出来る。

 タイから日本へは、LCC(低コスト航空会社)を中心に新規就航が控えており、


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