ピーチ、800万人突破　就航から3年で

　関西空港を拠点とするLCC（低コスト航空会社）のピーチ・アビエーション（APJ/MM）は2月28日、累計搭乗者数が800万人を突破したと発表した。2012年3月の就航から、3年で達成した。

累計搭乗者数が800万人を突破したピーチ＝15年2月 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

　同社は2012年11月29日に搭乗者数100万人を達成し、200万人は2013年5月7日、300万人は同年9月17日、500万人は2014年4月28日、700万人は同年11月24日に達していた。

　3年前の2012年3月1日、同社は3機のエアバスA320型機（180席）で関西－札幌線と福岡線の国内線2路線を開設。当初の便数は1日14便で、1日あたりの乗客数は約1800人だった。

　現在は14機のA320で国内線10路線、国際線7路線の計17路線を運航。1日に約70便が飛び、1万人以上が利用している。

　2014年3月期決算では、就航から2年1カ月で単年度黒字を達成。2014年7月には、那覇空港を第2拠点（ハブ）化している。拠点化により那覇ではA320を1機、夜間駐機できるようになった。

　今年3月29日からは、拠点化を見据えて成田路線の拡充を進める。既存の関西線に加えて札幌線と福岡線を新設することで、首都圏にも商圏を拡大していく。

　競合するジェットスター・ジャパン（2012年7月3日就航）も、3月中には累計搭乗者数が800万人を超える見通し。

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ピーチ・アビエーション

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