エアライン — 2015年2月20日 06:05 JST

九州観光推進機構とJAL、九州の訪日客向け通訳育成やPRで連携

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 一般社団法人九州観光推進機構と日本航空(JAL/JL、9201)は、九州アジア観光アイランド総合特区ガイドの育成とピーアールで連携・協力する協定を締結したと2月18日に発表した。今後、九州特区ガイドの人財育成の支援や、アジア地域での九州特区ガイドの認知度アップなどで協力する。

九州観光推進機構と訪日客向け通訳育成などで連携するJAL=14年6月 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

 JALは九州特区ガイドの資格取得希望者を対象にした育成研修や、有資格者のフォローアップ研修に、客室乗務員や空港スタッフを講師として派遣。3月18日に福岡で開催されるスキルアップセミナーから派遣を開始し、順次協力する。

 九州観光推進機構が台湾や韓国、中国、タイで実施する海外ピーアール活動をJALがサポート。空路利用時やJALの海外支店を通じての活動で協力する。機内誌で訪日客向けにピーアールする。

 九州特区ガイドとは、規制緩和により通訳案内士の特例が認められ、国家試験の代わりに特区が実施する研修の合格者が登録することにより、九州域内で有償の通訳案内ができる資格。同様のガイドは、通訳案内士だけでは対応できないニーズに、地域の実情に合わせて対応できるため、全国6カ所の特区で実施している。

 JALは2011年5月、日本各地を元気にする地域活性化プロジェクト「ジャパンプロジェクト」をスタート。機内誌や機内ビデオ、機内食などを通じて特定の地域を1カ月間特集し、「日本のすばらしさ」を発信している。初回の宮崎県をはじめ、九州各県を特集。2013年2月の第22弾では北九州市を、2013年11月の第31弾では奄美群島を取り上げた。

 2013年6月から8月までは、パッケージデザインに熊本県の人気キャラクター「くまモン」を採用し、春雨スープに野菜などの具材を入れた同県のご当地グルメ「太平燕(タイピーエン)」を中心としたメニュー「エア くまモン」を国際線プレミアムエコノミーとエコノミーの両クラスで提供。同メニューは2014年6月から8月にも、東京発の一部欧米路線で提供した。

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日本航空
九州観光推進機構

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