エアライン — 2015年1月19日 19:00 JST

ピーチ、羽田からパイロットの他社便通勤可に

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 関西空港を拠点とするLCC(低コスト航空会社)のピーチ・アビエーション(APJ/MM)は、パイロットが羽田空港から関空まで他社便で通勤できる制度を、今春までに導入する。首都圏在住のパイロットの採用を強化し、3月以降の実現を目指す成田空港の拠点化などに対応する。

パイロットが羽田−関空間を他社便で通勤できる制度を導入するピーチ・アビエーション=12年6月 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

 同社は2013年10月、初の首都圏路線となる関西-成田線を開設。首都圏在住の同社パイロットのうち、約1割が同路線で関空まで通っている。横浜など羽田の方が近い地域に住むパイロットの採用も強化するため、羽田から関空への他社便による通勤を認める。

 同社にはANAホールディングス(9202)が出資していることから、通勤利用が認められるのは、全日本空輸(ANA/NH)の便になるとみられる。

 APJには現在、機長と副操縦士合わせて約100人のパイロットがいる。

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ピーチ・アビエーション

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