アラスカ航空(ASA/AS)は、傘下のハワイアン航空ブランドで旅客機を改修した貨物機737-800BCF(ボーイング・コンバーテッド・フレーター)を運航すると現地時間7月21日(日本時間22日)に発表した。737貨物機を現在の5機から9機に増やす一環で、増機分をアラスカ州とハワイ州向けに投入する。

ハワイアン航空塗装の737-800BCF(アラスカ航空提供)
737-800BCFは、小型旅客機のボーイング737-800型機を改修した貨物機。追加する4機は2027年前半に就航する見通し。アラスカ州やハワイ州と米本土を結ぶ貨物網を強化するもので、ハワイ拠点の機材はハワイアン航空の貨物ブランド「Hawaiian Air Cargo」の塗装を施し、ハワイアンが初めて737-800BCFを扱うことになる。
増機分の4機は追加リースで、貨物輸送力がほぼ倍増する。輸送力の拡大で、医薬品や日用品、食料品など、所要時間に敏感な物資の輸送信頼性を高める。ハワイでは、Eコマースや物流関連のほか、農畜産物を市場へ運ぶ手段の拡充にもつながるとしている。
貨物事業の拡大は、アラスカ航空の事業計画「Alaska Accelerate」の一環。アラスカ航空とハワイアン航空の貨物事業統合や、アラスカのハブであるシアトル発の国際展開により、貨物事業で年間1億5000万ドルの新規利益を見込む。
アラスカ航空によると、同社は米国で1978年に行われた航空規制の緩和前から運航している「レガシーキャリア」のうち、貨物専用機を保有する唯一の航空会社。年間3億7000万ポンド超の貨物を北米、欧州、アジア、太平洋地域の100都市超へ輸送している。
また、アラスカ航空はハワイアン航空のハワイ諸島間路線で運航している717を、737-800に更新する(関連記事)。
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