エアライン, 空港 — 2026年7月14日 20:20 JST

ANA機長、同僚CAへの不同意わいせつで実刑 懲役1年8月

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 全日本空輸(ANA/NH)の男性機長が、同僚の女性客室乗務員(CA)の尻を触るなどしたとして、不同意わいせつ罪に問われた裁判で、東京地裁は7月14日、懲役1年8月の実刑判決を言い渡した。検察側は懲役2年6月を求刑していた。

客室乗務員への不同意わいせつで現役機長が実刑を言い渡されたANA(資料写真)=PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

 判決を受けたのはANA機長の三瀬了太被告(44)。2023年10月に、高松市内で同僚の女性CAに対し、機長としての立場によって業務上の不利益が生じると憂慮させ、尻などを複数回触ったとして起訴された。弁護側は、女性の同意があったか、同意があると認識していたとして無罪を主張したが、東京地裁は機長という立場を利用した犯行だとして退けた。

 事件は女性CAからの報告で発覚。三瀬被告はANAの社内調査でわいせつ行為を認めた。ANAは2023年10月から2カ月間の乗務停止としたが、降格などは行わず、その後は機長として乗務を再開した。

 東京地検は2025年3月に、三瀬被告を在宅起訴。本人は会社に報告したが、ANAは新たな処分を行わず、今年3月25日に起訴が報じられるまで乗務させていた。ANAは報道当日、事実関係が報じられたことが乗務へ影響する可能性を考慮し、三瀬被告を乗務から外した。

 ANAは当時、在宅起訴後に新たな処分を下さなかった理由について、すでに2カ月間の乗務停止処分を科したことと、被害に遭ったCAと機長の間で起きたことであり、「われわれが関与することではない」と、当紙の取材に対し説明していた。

 ANAによると、三瀬被告は現在、乗務を含むすべての業務から外れている。

 ANAは今回の判決について、「判決内容については真摯に受け止めております。ハラスメントは、おこしてはならない行為であり、引き続き再発防止を徹底してまいります」とコメントした。

 高松空港に乗り入れるANA便は、3月25日時点で羽田線と那覇線の2路線。ANAの時刻表によると、三瀬被告がわいせつ行為を行った2023年10月時点も同じ2路線で、10月28日土曜までの夏ダイヤ、翌29日日曜からの冬ダイヤとも、羽田線は1日6往復、那覇線は同1往復だった。

 当紙が2023年10月の運航実績を調べたところ、羽田線の使用機材のうち、最終便となる高松午後9時20分着のNH539便はボーイング787-8型機だった。

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