企業, 機体 — 2026年4月20日 14:10 JST

パナソニック、既存IFE更新の新ソリューション 大規模改修不要の「eXNeo」

By
  • 共有する:
  • Print This Post

 パナソニック ホールディングス(6752)傘下パナソニック コネクトのグループ会社でIFE(機内エンターテインメントシステム)や通信システムを手掛ける米パナソニック アビオニクスは、既存のIFEを次世代機へアップグレードする新ソリューション「eXNeo」を、独ハンブルクで開かれた航空機内装品展「AIX 2026(エアクラフト・インテリア・エキスポ2026)」で現地時間4月14日に発表した。既存システムを生かして更新するドロップイン(単純交換可能)型の製品で、航空会社は大規模な改修をせずにIFEを更新できるようになる。2027年の提供開始を予定する。

パナソニック アビオニクスの新ソリューション「eXNeo」(同社提供)

 eXNeoは同社のIFE「Xシリーズ」に対応する新たなサービスで、最新世代のCPUとGPU技術を取り入れる。BluetoothオーディオやAndroidにも対応し、アプリやゲームなどを提供。また、仮想・ローカルの両ストレージも備え、コンテンツの冗長性に対応するほか、信頼性も向上させる。

 既存のハーネス(配線)や機器インターフェースを活用することで、取り付けを簡素化。機体の運航停止時間を削減し、コストを抑制できるという。ストレージとRAM(メモリー)をXシリーズの最大8倍に増強することで、同社のIFE「Astrova(アストローバ)」や機内ホスティングプラットフォーム「Converix(コンヴェリックス)」を搭載する新型機に匹敵する能力を提供できるようになる。

 同社によると、eXNeoは高い運用効率を訴求し、座席改修の認証取得にかかる労力を最小限に抑えるという。

 パナソニック アビオニクスは、カリフォルニア州アーバインに本社を置くパナソニック コネクトのグループ会社で、IFEや衛星通信システムなどを展開している。

パナソニック アビオニクスのIFE「Xシリーズ」(同社提供)

パナソニック アビオニクスのIFE「Xシリーズ」(同社提供)

パナソニック アビオニクスのIFE「Xシリーズ」(同社提供)

パナソニック アビオニクスのIFE「Xシリーズ」(同社提供)

関連リンク
Panasonic Avionics
パナソニック コネクト

カタール航空、777Xにパナソニック製IFE「Converix」採用(25年6月23日)
パナソニック、機内向け新プラットフォーム「Converix」AIで乗客の利便性も向上(25年4月10日)
アイスランド航空のA321LR、パナソニック製IFE採用 4K有機EL画面(24年12月11日)
コリンズとパナソニック、曲面有機ELの新ビジネスクラス「MAYA」イマーシブがテーマ(24年6月1日)
パナソニックコネクト、航空コアに成長戦略 機内デジタルサービス、地上同等に高度化も(22年4月4日)
エミレーツ航空、機内で東京五輪生放送 サッカーEURO 2020なども(21年7月5日)
シンガポール航空、787-10公開 新シート採用、5月に関空就航(18年3月28日)
ANA国内線Wi-Fiサービス、一足先に使ってみた(16年1月25日)
スポーツ生中継に3D航路図 特集・エンタメ充実のANA国際線787-9に乗ってみた(15年5月24日)