国土交通省航空局(JCAB)は1月28日、日本トランスオーシャン航空(JTA/NU)に対し、整備記録の未作成など不適切な整備があったとして、行政指導の「厳重注意」を行った。過去2年間の記録を確認したところ170件の同種事例が判明し、航空局は2月27日までに再発防止策を文書で報告するよう求めた。

国交省から厳重注意を受けたJTA=PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire
今回の問題は、2025年11月5日から7日に実施した宮古基地と那覇基地の随時立入監査で発覚。複数の整備士が関わる作業や、勤務交代で作業を引き継ぐ際に作成しなければならない「非定例整備作業記録」が作成されていなかった。
航空局の指示で保有機材の記録を過去2年間にわたり確認した結果、同種事例が170件に上った。本来作成すべき作業記録がないまま、航空法に基づく整備作業後の確認が行われていた。
航空局は、航空法に基づく業務規程や整備規程に違反した状態が続いていたことに加え、複数の整備士が繰り返し同様の行為を行っていたことなどから、悪質性が認められると指摘。2024年12月に注意喚起を行った後も是正されていなかったことから、内部監査や安全管理の方法に不備があり、安全管理システムが十分に機能していないと判断した。
一方、機体の健全性は航空日誌の確認などで、問題がないことを確かめているという。
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