エアライン, 需要, 需要実績 — 2025年12月11日 05:55 JST

ANA、国際線77万人 利用率86.2%=10月実績

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 ANAホールディングス(9202)傘下の全日本空輸(ANA/NH)の2025年10月利用実績によると、国際線は旅客数が前年同月比15.0%増の77万7185人だった。座席供給量を示すASK(有効座席キロ)は5.4%増の52億1997万座席キロ、有償旅客を運んだ距離を示すRPK(有償旅客キロ)は14.3%増の45億126万4000旅客キロ、ロードファクター(座席利用率、L/F)は6.7ポイント上昇し86.2%だった。

10月の利用率が国際線86.2%、国内線85.6%だったANA=PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

 一方、国内線は旅客数が前年同月比4.3%増の374万1215人、ASKは3.0%減の35億4671万8000座席キロ、RPKは4.9%増の30億3572万4000旅客キロ、搭乗率は6.4ポイント上昇し85.6%となった。

―記事の概要―
国際線
国内線
貨物郵便
運航状況

国際線

 国際線の方面別では、L/Fが最も高かったのは欧州方面の90.7%(前年同月比4.5ポイント上昇)で、低かったのはアジア/オセアニア方面の83.6%(6.7ポイント上昇)だった。

 旅客数は3方面すべてで前年を上回った。このうち増加率が最も高かった欧州方面は26.7%増の8万2395人。最も低かった北米方面/ホノルルは、11.4%増の22万7341人だった。

国内線

 国内線のうち、羽田発着の幹線4路線の搭乗率は、那覇線の92.7%(4.8ポイント上昇)が最も高く、最低値は福岡線の82.1%(7.6ポイント上昇)だった。

 旅客数は4方面すべてで前年を上回った。このうち増加率が最も高かったのは福岡線で、7.3%増の34万6018人。最も低かった札幌(新千歳)線は、3.3%増の37万1978人だった。

貨物郵便

 貨物・郵便の輸送実績は、国際は貨物が5万4963.9トン(1.8%増)、郵便が789.8トン(15.1%減)。国内は貨物が2万1638.2トン(0.1%増)、郵便が1236.8トン(27.9%減)だった。

運航状況

 運航状況は、国際線が運航率97.7%(前年同月は99.9%)、定時到着率88.0%(89.9%)。国内線は運航率99.6%(99.4%)、定時到着率78.8%(82.6%)だった。

関連リンク
全日本空輸

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ANAの25年度上期、国際線搭乗率80.3% 国内線77.4%(25年11月11日)