エミレーツ航空(UAE/EK)は現地時間11月19日、エアバスA350-900型機を6機追加発注したと開催中のドバイ航空ショー2025で発表した。エミレーツは同型機を65機発注済みで、今回の追加発注により73機に拡大した。

エミレーツ航空のA350-900(同社提供)
追加発注分のカタログ価格は総額34億米ドル(約5350億円)相当。追加分は2031年中に受領する見通し。エミレーツはドバイ航空ショーで、ボーイングが開発中の大型機777-9型機(777X)も65機追加発注しており、2機種の総額は414億米ドルに達する。
エミレーツのA350は座席数が3クラス312席で、ビジネスクラスが32席(1-2-1席)、プレミアムエコノミークラスが21席(2-3-2席)、エコノミークラスが259席(3-3-3席)。初号機(登録記号A6-EXA)の受領は2024年11月で、2008年のA380以来、16年ぶりの新機材として導入した。現在13機保有し、追加分と合わせると注残は60機となった。
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