中部空港(セントレア)を運営する中部国際空港会社が発表した冬ダイヤ(10月26日から26年3月28日)の運航計画によると、11月1日を基準とした期初の週あたりの国際線旅客便は313便(往復)となる。357便だった夏ダイヤのピーク時と比較すると44便(12%)減、341便だった2024年冬ダイヤでは28便(8%)減で、韓国方面が増加する一方、中国本土が4割近く減少する。
—記事の概要—
・新路線・再開・増便
・国内線
新路線・再開・増便
冬ダイヤの中国路線が減少となる中部空港(資料写真)=PHOTO: Yusuke KOHASE/Aviation Wire
新路線と再開路線はなし。期初からの増便は2路線で、タイガーエア台湾(TTW/IT)の台北(桃園)線は週5往復から同7往復(1日1往復)に、ベトジェットエア(VJC/VJ)のホーチミン線は週3往復から同4往復に増便する。また8月26日からは、ピーチ・アビエーション(APJ/MM)のソウル(金浦)線を週7往復から同14往復(1日2往復)に増便済み(関連記事)。
一方、期初からの運休は2路線で、中国東方航空(CES/MU)は週3往復の煙台線を運休。フィンエアー(FIN/AY)は夏ダイヤのみ季節運航する週3往復のヘルシンキ線を運休し、2026年夏ダイヤで再開する見通し。また中国路線は運休が目立ち、夏ダイヤで運航していた中国南方航空(CSN/CZ)の上海(浦東)線や広州線、上海吉祥航空(DKH/HO)の南京線などが運休となった。
減便は4路線で、中国国際航空(エアチャイナ、CCA/CA)は週7往復の上海線を10月10日以降同3往復に減便。中国南方航空は週4往復の大連線を10月15日以降同2便に減便した。春秋航空(CQH/9C)は週11往復の上海線を同7往復に、上海吉祥航空も週14往復の上海線を同7往復に、11月からそれぞれ減便する。
冬ダイヤの国際線は旅客便23都市、週313便となる。夏ダイヤでは28都市357便、2024年冬ダイヤでは27都市341便だった。冬ダイヤの中国は週71便で、夏ダイヤ比では44便(38%)、前年冬ダイヤ比では46便(39%)、それぞれ減少する。
国際線貨物便は週39便(往復)で、夏ダイヤと比較し10便、前年冬ダイヤ比で18便、それぞれ減少する。
国内線
国内線旅客便は18都市、1日72便(往復)となる。夏ダイヤは81便、2024年冬ダイヤは86便だった。
冬ダイヤ初日の10月26日には、トキエア(TOK/BV)が札幌(丘珠)線を新設(関連記事)。アイベックスエアラインズ(IBEX、IBX/FW)は松山線を2年7カ月ぶりに再開させた。
関連リンク
中部国際空港 セントレア
・トキエア、中部-札幌丘珠就航 週4往復(25年10月26日)
・フィンエアー、新規ビジネスで若年層“海外離れ”食い止めへ 札幌・福岡「戦争終結後」再開も(25年10月8日)
・ピーチ、ソウル金浦2路線増便 関空・中部から1日2往復ずつ(25年8月27日)
・IBEX、伊丹-大分・鹿児島運休 中部-松山2年7カ月ぶり再開=冬ダイヤ(25年8月19日)
・中部空港、香港・ベトナム便が過去最高に 中国本土も新路線=夏ダイヤ計画(25年3月28日)
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