京浜急行電鉄(9006)は、羽田空港第1・第2ターミナル駅と第3ターミナル駅に、訪日外国人向けの自動券売機を3月20日から順次導入する。京急線では初の試みで、クレジットカードなどキャシュレス決済に対応し、大型ディスプレイを使い多言語に対応する。

京急が羽田空港の2駅に設置するキャッシュレス対応の多言語自動券売機(同社提供)

京急が羽田空港の2駅に設置するキャッシュレス対応の多言語自動券売機(同社提供)
新たに導入する自動券売機は高見沢サイバネティックス(6424)製で、8言語(日・英・中簡・中繁・韓・仏・スペイン・タイ)に対応。支払い方法はクレジットカード決済に対応し、羽田空港到着後、日本円を持っていなくても乗車券を購入でき、キャッシュレス決済への対応で訪日客の利便性を向上させる。
また、32インチの大型ディスプレイを搭載し、駅名や路線図、観光スポットを検索して目的地までの乗車券を購入できる。
設置駅と台数は、羽田空港第1・第2ターミナル駅が2台(第1ターミナル口と第2ターミナル口に1台ずつ)、第3ターミナル駅に1台(2階)の計3台。3月20日に第1・第2ターミナル駅、22日に第3ターミナル駅へ設置する。
京急は、クレジットカードやデビットカードのタッチ決済による乗車サービスの実証実験を2024年12月から実施。今回の自動券売機導入と合わせ、鉄道利用のキャッシュレス化を進める。
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