機体 — 2025年3月10日 07:00 JST

川崎重工、F1日本GPでヘリ送迎サービス 往復200万円で小牧-鈴鹿渋滞回避

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 川崎重工業(7012)は、4月に開催される「FIA F1世界選手権シリーズ 日本グランプリレース(F1日本グランプリ)」で観戦者向けのヘリコプター送迎サービスを提供する。価格は税別200万円で、県営名古屋空港から鈴鹿サーキットへの往復チャーターとなる。

F1日本グランプリでヘリ送迎サービスを提供する川重

 本サービスは、川崎重工が開発したMaaS(Mobility as a Service)であるヘリコプター手配サービス「Z-Leg」を活用し、プライベートな空間で迅速にアクセスできる。観戦者は渋滞を避けて鈴鹿サーキットへアクセスできる。

 F1日本グランプリは、4月4日から6日に開催。期間中の鈴鹿サーキット周辺は、鉄道やバスなどの公共交通機関、自家用車によるアクセスが集中し、会場周辺は激しい渋滞が予想される。Z-Legのヘリコプター送迎サービスは、最短に近い航路を飛行するヘリコプターと、ハイヤーなどの地上送迎を組み合わせることで、スムーズな移動を実現。特に「Paddock Clubチケット」の所持者向けに、鈴鹿サーキット内のヘリポートへ直接アクセスできる仕組みを整えた。着陸後はシャトルカーでパドックエリアまで数分で移動できる。

 川崎重工は、ヘリコプターの製造と運航のノウハウを生かし、全国の空港・ヘリポートと連携しながらMaaS事業を拡大。Z-Legは、2023年3月にサービスを開始し、現在100か所以上の離着陸場が利用可能となっている。F1はかけて開催される。

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