エアライン — 2025年2月7日 17:15 JST

ZIPAIR、ヒューストン夏ダイヤ週4往復継続

By
  • 共有する:
  • Print This Post

 ZIPAIR(ジップエア、TZP/ZG)は2月7日、成田-ヒューストン線の夏ダイヤ(3月30日から10月25日)のうち、未発売だった4月26日以降の航空券を発売した。同路線は冬ダイヤ期間中の3月4日に就航する新路線で、発売済みの4月25日までを含め、夏ダイヤを通じ週4往復を継続する。

夏ダイヤもヒューストン線を週4往復継続するZIPAIR=HOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

 夏ダイヤの運航日は、月曜と水曜、金曜、土曜。4月26日以降の運航スケジュールはヒューストン行きZG16便が成田を午前10時30分に出発し、午前8時15分に着く。成田行きZG15便は午前10時15分にヒューストンを出発して、翌日午後2時20分に到着する。現地時間7月1日から9月30日までは、ヒューストン着が午前8時30分、出発が午前10時30分となる。成田発着時間は変更なし。

 成田発の片道運賃は、エコノミークラス「Standard(スタンダード)」が5万5250円から、フルフラットシート「ZIP Full-Flat(ジップ・フルフラット)」が18万8500円から。6歳以下の「U6 Standard」は定額で1万5000円になる。燃油サーチャージの設定はないが、空港の旅客施設使用料(PSFC)や税金などが別途かかる。

 ZIPAIRが米国南部へ就航するのは、テキサス州のヒューストンが初めて。ZIPAIRが就航するもっとも遠い目的地で、成田から往復28時間くらいかかり、同社が24時間を超える路線を運航するのも初となる。

 日本航空(JAL/JL、9201)傘下の中長距離LCCで、2020年6月3日に就航。ボーイング787-8型機を現在8機運航しており、座席数は2クラス290席で、ZIP Full-Flatが18席、Standardが272席となる。成田発着の国際線のみ9路線を運航しており、バンコク、ソウル、ホノルル、シンガポール、ロサンゼルス、サンノゼ、サンフランシスコ、マニラ、バンクーバーへ就航しており、3月4日からヒューストンが加わる。

運航スケジュール
成田→ヒューストン
ZG16 成田(10:05)→ヒューストン(07:50)運航日:3/31-4/25の月水金土
ZG16 成田(10:30)→ヒューストン(08:15)運航日:4/26-6/30の月水金土
ZG16 成田(10:30)→ヒューストン(08:30)運航日:7/1-9/30の月水金土
ZG16 成田(10:30)→ヒューストン(08:15)運航日:10/1-25の月水金土

ヒューストン→成田
ZG15 ヒューストン(09:50)→成田(翌日13:55)運航日:3/31-4/25の月水金土
ZG15 ヒューストン(10:15)→成田(翌日14:20)運航日:4/26-6/30の月水金土
ZG15 ヒューストン(10:30)→成田(翌日14:20)運航日:7/1-9/30の月水金土
ZG15 ヒューストン(10:15)→成田(翌日14:20)運航日:10/1-25の月水金土

関連リンク
ZIPAIR

新サービス
ZIPAIR、隣の空席購入オプション「Seat Plus」1席500円から(24年11月12日)

ヒューストン就航後は東海岸検討対象
なぜZIPAIRは最長ヒューストン線を開設できるのか 特集・往復28時間路線支える整備運航計画(24年10月14日)
ZIPAIR西田社長、東海岸就航に意欲 欧州は「迂回しんどい」(24年10月11日)

夏ダイヤ4/25まで発売済み
ZIPAIR、ヒューストン5.5万円から 夏ダイヤも週4往復(25年1月16日)

ZIPAIRでの運航も視野にJALが787-9発注
ZIPAIR西田社長、787新造機受領「期待しながら待つ」787-9は「要望していく」(24年10月11日)
JAL、787-9最大20機正式発注 ZIPAIRも検討、28年度から国際線(24年7月23日)
ZIPAIR、787-9導入 JAL発注機(24年3月21日)

機内の動画(YouTube Aviation Wireチャンネル
ZIPAIR 787-8 JA822J機内公開 フルフラットシートも

写真特集・ZIPAIR 787-8の機内
(1)フルフラット上級席ZIP Full-Flatは長時間も快適
(2)個人用モニターなし、タブレット置きと電源完備のレカロ製普通席
(3)LCC初のウォシュレット付きトイレ