全日本空輸(ANA/NH)を傘下に持つANAホールディングス(ANAHD、9202)が2月3日に発表した2024年4-12月期(25年3月期第3四半期)連結決算(日本基準)は、純利益が前年同期比10.0%減の1340億3000万円だった。売上高は過去最高となったが、運航規模拡大に伴い整備費や人件費などが膨らんだことで営業費用が増加した。
通期予想は旅客需要が堅調なことから、売上・利益とも上方修正し、最終益は1400億円(前回予想は1200億円)を見込む。
—記事の概要—
・24年4-12月期
・25年3月期予想
*JALの4-12月期決算はこちら。
24年4-12月期
4-12月期の売上高は10.3%増の1兆7027億8400万円、営業利益は18.5%減の1711億6000万円、経常利益は12.3%減の1815億8900万円と増収減益。売上高は同期として過去最高、営業益は当初計画を70億円上回る着地となった。

24年4-12月期決算を発表するANAホールディングスの中堀公博常務=25年2月3日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire
営業費用は14.9%増の
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