エアライン, ボーイング, 機体 — 2025年2月3日 22:41 JST

AirJapanの787、3号機は26年1-3月期就航へ

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 全日本空輸(ANA/NH)などを傘下に持つANAホールディングス(ANAHD、9202)の中堀公博常務は2月3日、新ブランド「AirJapan」で運航するボーイング787-8型機の3号機について、就航は2026年1-3月期ごろになるとの見通しを示した。

AirJapanの787-8=24年4月 PHOTO: Yusuke KOHASE/Aviation Wire

 AirJapan便は、FSC(フルサービス航空会社)のANA、LCC(低コスト航空会社)のピーチ・アビエーション(APJ/MM)に続くグループ第3のブランドで、ANAHD傘下のエアージャパン(AJX/NQ)が2024年2月から運航を始めた。機材は787-8で、座席数は1クラス324席。

 ANA便で運航していた787-8の客室を改修して投入しており、現在2機が就航。中堀常務は「これから詳細を詰めるが、2025年度の第4四半期(26年1-3月期)ぐらいにライン稼働させたい」と3号機の就航見通しを語った。

 現在の運航路線は、成田発着のバンコク(スワンナプーム)、ソウル(仁川)、シンガポールの3路線。シートピッチは海外のFSCのエコノミークラスと同等の32インチ(約81センチ)で、東南アジアのLCCで主流の28-29インチより広くした。ANAの国際線用787は34インチ、国内線用は31インチで、グループ内では中間のピッチとなり、中距離国際線でも過ごしやすくしている。

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