エアライン, 企業, 空港 — 2024年1月25日 14:30 JST

羽田直結ホテル、JALコラボ24室 ホノルルからドーハまで就航順、国際線70周年記念

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 羽田空港第3ターミナルに直結するホテル「ヴィラフォンテーヌ羽田空港」に、日本航空(JAL/JL、9201)が監修したオリジナルデザインのコラボルームを新設する。JALの国際線就航70周年記念の特別企画で、羽田空港からの国際線就航都市数と合わせ24室を設け、1月26日から提供する。オープン前日の25日、報道関係者に客室を公開した。

ヴィラフォンテーヌ羽田空港8階のJALが監修したコラボルーム=24年1月25日 PHOTO: Yusuke KOHASE/Aviation Wire

—記事の概要—
空港コード就航順に配した24部屋
「客室内は『JALの機内だな』」

空港コード就航順に配した24部屋

 ヴィラフォンテーヌ羽田空港は、空港直結の複合施設「羽田エアポートガーデン」にあるホテルで、住友不動産(8830)グループの住友不動産ヴィラフォンテーヌが運営。2022年12月21日に先行開業し、160室のラグジュアリーホテル「ヴィラフォンテーヌ プレミア 羽田空港」と、1557室のハイグレードホテル「ヴィラフォンテーヌ グランド 羽田空港」の2つで構成し、JALのコラボルームはこのうち「グランド」の8階に設ける。

 コラボルームはJALが監修。部屋は国際線新フラッグシップのエアバスA350-1000型機の機内をイメージし、赤と黒、白の3色を基調としてデザインした。壁には、初の国際線に投入したダグラスDC-6B型機など歴代機材の写真を飾り、床のカーペットも差し色に赤を使用したものに変更。客室に備えるクッションカバーには、未使用のシートカバーをアップサイクル(作り替え)し、2016年まで国内線のクラスJ座席で使用していた柄の余剰原反を活用した。宿泊者にはストラップやバゲージタグなどの記念ノベルティを、記念のトートバッグに入れて提供する。

ヴィラフォンテーヌ羽田空港8階のJALが監修したコラボルームへ続く滑走路をモチーフとした廊下=24年1月25日 PHOTO: Yusuke KOHASE/Aviation Wire

 客室へ続く廊下は滑走路をイメージしたデザインに仕上げ、壁には1950年代から現代まで年代ごとにJALの歴史を振り返るパネルを飾る。各部屋の入り口のパネルはJALのロゴに加え、初就航地となったHNL(ホノルル)とSFO(サンフランシスコ)、A350-1000初就航地のJFK(ニューヨーク)、3月就航予定のDOH(ドーハ)など、空港名を表すIATA(国際航空運送協会)の3レターコードを就航順にデザインした。各部屋の内装は同じもので、“就航地”による差異はない。

 JALは1954年2月2日に、北太平洋のウェーキ島とホノルル経由の羽田-サンフランシスコ線を開設。今年で70周年を迎える。

「客室内は『JALの機内だな』」

 今回のコラボルームは、住友不動産ヴィラフォンテーヌと、JALで非航空系事業を手掛けるマイレージ・ライフスタイル事業本部 ライフ・コマース事業部で進めた。企画を進めた同事業部の加藤孝弥(たかひさ)さんよると、今回の企画は昨年3月くらいから進め、24都市ある都市数ありきで進んだという。

 加藤さんは「他社との協業で、JALだけを前面に出すのではなく、バランスを考えながら企画した」と話し、「ホテルも機内も『客室で過ごす』のは同じ。カラーバランスなど、素材選定で苦労した」と振り返った。部屋の仕上がり具合については「最高の出来に仕上げていただいた。客室内に入ったときに『JALの機内だな』と思った」と、A350-1000の機内をイメージしたデザインに満足した様子だった。

 JALのコラボルームはこれまで、東京・お台場のホテル「グランドニッコー東京 台場」で1部屋、2023年12月末に閉館した旧東京ベイ東急ホテル(千葉・浦安市)で2部屋展開。ヴィラフォンテーヌでは24室設け、JALのコラボルームとしては最大の客室数になるという。グランドニッコーではJALのラウンジを模したスイートルームを、旧東京ベイ東急ホテルの2部屋では廃材を再利用したインテリアなどを設えた。

 加藤さんは「これまでは廃材を活用したコラボルームが中心だったことから、部屋数を増やすことができなかった」と説明。ヴィラフォンテーヌのコラボルームにはクッションカバーのみに廃材を活用し「廃材を要素として組み込んだ」とした。

 今回のコラボルームは都市名による部屋指定ができない。予約時にコラボルームを指定すると、24部屋のいずれかに「アサイン(割り当て)される」(加藤さん)という。

 同事業部の中村健太郎部長は「旅行に行った気分で楽しんで」とアピール。「今後は空港周辺のホテルで、同様の企画をすすめていきたい」とし、他施設でもコラボルームの監修を計画していると述べた。

 住友不動産ヴィラフォンテーヌ羽田統括部の村田尚之部長は、コラボルームの提供期間について「期限は設けていない。お客さまの反応を見ながら進めていきたい」とした。コラボルームの仕上がりについては「わくわく感のある部屋に仕上がった」と述べ、満足した様子を見せた。

*写真は20枚。

ヴィラフォンテーヌ羽田空港8階のJALが監修したコラボルーム=24年1月25日 PHOTO: Yusuke KOHASE/Aviation Wire

ヴィラフォンテーヌ羽田空港8階のJALが監修したコラボルームに飾る歴代機材の写真=24年1月25日 PHOTO: Yusuke KOHASE/Aviation Wire

ヴィラフォンテーヌ羽田空港8階のJALが監修したコラボルームに飾る歴代機材の写真=24年1月25日 PHOTO: Yusuke KOHASE/Aviation Wire

ヴィラフォンテーヌ羽田空港8階のJALが監修したコラボルームに備えるアップサイクル品のクッションカバー=24年1月25日 PHOTO: Yusuke KOHASE/Aviation Wire

ヴィラフォンテーヌ羽田空港8階のJALが監修したコラボルームの宿泊者に用意する記念ノベルティ=24年1月25日 PHOTO: Yusuke KOHASE/Aviation Wire

ヴィラフォンテーヌ羽田空港8階のJALが監修したコラボルームに備えるロゴ入りマグカップ=24年1月25日 PHOTO: Yusuke KOHASE/Aviation Wire

JALの国際線初就航地の「HNL」を示すヴィラフォンテーヌ羽田空港8階のコラボルーム8168号室=24年1月25日 PHOTO: Yusuke KOHASE/Aviation Wire

ヴィラフォンテーヌ羽田空港8階のJALが監修したコラボルームへ続く廊下に掲出する1950年代の機材写真=24年1月25日 PHOTO: Yusuke KOHASE/Aviation Wire

ヴィラフォンテーヌ羽田空港8階のJALが監修したコラボルームへ続く廊下に掲出する1960年代の機材写真=24年1月25日 PHOTO: Yusuke KOHASE/Aviation Wire

ヴィラフォンテーヌ羽田空港8階のJALが監修したコラボルームへ続く廊下に掲出する1970年代の機材写真=24年1月25日 PHOTO: Yusuke KOHASE/Aviation Wire

ヴィラフォンテーヌ羽田空港8階のJALが監修したコラボルームへ続く廊下に掲出する1980年代の機材写真=24年1月25日 PHOTO: Yusuke KOHASE/Aviation Wire

ヴィラフォンテーヌ羽田空港8階のJALが監修したコラボルームへ続く廊下に掲出する1990年代の機材写真=24年1月25日 PHOTO: Yusuke KOHASE/Aviation Wire

ヴィラフォンテーヌ羽田空港8階のJALが監修したコラボルームへ続く廊下に掲出する2000年代以降の機材写真=24年1月25日 PHOTO: Yusuke KOHASE/Aviation Wire

JALのA350-1000初就航地の「JFK」を示すヴィラフォンテーヌ羽田空港8階のコラボルーム8178号室=24年1月25日 PHOTO: Yusuke KOHASE/Aviation Wire

JALが3月に就航する「DOH」を示すヴィラフォンテーヌ羽田空港8階のコラボルーム8192号室=24年1月25日 PHOTO: Yusuke KOHASE/Aviation Wire

富士山を望むヴィラフォンテーヌ羽田空港12階の展望天然温泉「泉天空の湯」=24年1月25日 PHOTO: Yusuke KOHASE/Aviation Wire

ヴィラフォンテーヌ羽田空港12階の展望天然温泉「泉天空の湯」から見た羽田空港=24年1月25日 PHOTO: Yusuke KOHASE/Aviation Wire

コラボルームを紹介する(左から)JALの中村部長、加藤さん、住友不動産ヴィラフォンテーヌの村田部長=24年1月25日 PHOTO: Yusuke KOHASE/Aviation Wire

関連リンク
日本航空
ヴィラフォンテーヌ グランド 羽田空港
JAL国際線就航70周年特設サイト

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