エアライン — 2023年11月24日 10:22 JST

ANAのECサイト、黒金セールでマイル最大9倍 限定機内食や提携ポイントも

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 全日本空輸(ANA/NH)を中核とするANAグループは、非航空系分野のブラックフライデーセールを実施している。すでに航空券のタイムセールは実施済みで、ECサイト「ANA Mall(ANAモール)」などでマイルを通常より多く付与する。

ANA Mallなどでブラックフライデーセールを実施するANAグループ

 セールは11月22日から12月3日まで。食品や家電などをそろえるANA Mall、ANAオリジナル商品を扱う「ANAショッピング A-style」、マイルに加えて提携ショップのポイントがたまる「ANAマイレージモール」で実施。ANA Mallの場合、参加登録で全商品のマイルが7倍、 A-styleはセール期間限定の国際線エコノミークラス機内食などを用意し、マイレージモールは提携サイトにより100円ごとに3マイル付与などのキャンペーンを展開している。

 ANA Mallはグループのプラットフォーム事業会社ANA X(ANAエックス)が運営。グループ外のパートナー企業も出店しており、対象店舗ではマイルを最大9倍付与する。

 一方、国際線と国内線の航空券は、ANAが11月16日から22日までタイムセールを実施済み。

 グループ各社を傘下に持つANAホールディングス(ANAHD、9202)は、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)影響下の2020年10月に発表した事業構造改革で、非航空系事業の強化を打ち出し、2021年3月から組織改編などが本格化。マイル制度「ANAマイレージクラブ(AMC)」会員向けスマートフォン用アプリ「ANAマイレージクラブアプリ」を2022年10月にリニューアルし、グループの各種サービスを集約してマイルを日常生活で活用する「ゲートウェイ(入り口)アプリ」へ刷新した。

 今年5月にはスマートフォン用アプリを使った決済サービス「ANA Pay(ANAペイ)」をリニューアル。日常生活で少額マイルを活用できるようにし、マイルの使い道として人気の特典航空券に交換できないマイルの有効活用策として打ち出している。

 ANAHDが今年2月に発表した2023-2025年度中期経営戦略では、マイルによる「ANA経済圏」は2025年度に年間400億円の増収効果を生み、約2000億円規模の経済圏構築を目標としている。

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