米JTWC(米軍合同台風警報センター)が「スーパー台風」と呼ぶ、大型で非常に強い台風2号の影響で閉鎖されているグアムの玄関口、アントニオ・B・ウォン・パット・グアム国際空港は現地時間5月27日、2本ある滑走路のうちRWY06L/24Rの運用を再開した。現在は人道支援と重要物資輸送のみ滑走路の使用を認めており、旅客便の再開は30日を予定している。

スーパー台風の被害を受けたグアム(アンダーセン空軍基地提供)
空港を運営するGIAA(グアム国際空港公社)によると、台風によりターミナルの全フロアが浸水。GIAAや航空会社、店舗などが24時間体制でターミナル再開に向けて復旧作業を進めているという。
27日朝にサイパン、ロタ、クワジェリン、ヤップから最初の貨物便が到着し、米軍の救援要員や機材、重要物資を運んだ。28日もFEMA(米国連邦緊急事態管理庁)や米政府の職員を乗せた便が到着する予定だという。
現在グアムへ定期便を運航しているのは、ユナイテッド航空(UAL/UA)、大韓航空(KAL/KE)、ジンエアー(JNA/LJ)、チェジュ航空(JJA/7C)、ティーウェイ航空(TWB/TW)、フィリピン航空(PAL/PR)の6社。
グアムのアンダーセン空軍基地によると、この数十年でグアムを襲った台風のうち、最も強い台風のひとつだという。

スーパー台風の被害を受けたグアム(アンダーセン空軍基地提供)

スーパー台風の被害を受けたグアム(アンダーセン空軍基地提供)

スーパー台風の被害を受けたグアム(アンダーセン空軍基地提供)

スーパー台風の被害を受けたグアム(アンダーセン空軍基地提供)

スーパー台風の被害を受けたグアム(アンダーセン空軍基地提供)
関連リンク
A.B. Won Pat International Airport Authority, Guam
気象庁
・ユナイテッド航空、777でグアムへ救援物資 台風被害で(23年5月28日)